幸せの定義

はじめに 

私は幸せという言葉が好きです。
ただ、幸せの意味を1つ間違えると人間は簡単に不幸になります。
自分も間違えたタイプの人間の内の1人です。
そんな間違えた人間だからこそ見えた幸せとは何かという謎を突き詰めて見えてきたものを読んでくださる方に少しでも分かりやすく、またその考え方が少しでも人生のプラスに役立てばと思います。

結論

幸せとは進化する過程の中で生み出される感情です。

ヒトという生物が少しでも進歩しようと前に進むことで生じる原理です。
それが幸福感を生み出すのです。
感情のエネルギーが生み出す、感情内部で起きる反応だと私は考えています。

何を当たり前のことをと思うでしょうが、当たり前を理解出来ていない人がこの世には沢山います。
自分が進化する過程の差によって初めて抱ける感情だからこそ、そこには際限がなく、また誰もあなたを幸せにしてくれないのです。
幸せとはあくまでも自分自身が感じるものだからこそ、他者に求めるのがそもそもの間違いなのです。

人から与えられた幸せはあくまでもその場限りの薬物であり、それはまやかしです。愛もあくまで与えた際に幸せを感じるものであると私は定義しています。
自己啓発もスピリチュアルも占いも、そうした世界観を利用して幸せを納得し支えとして利用するのにはいいですが、それが幸せにしてくれると勘違いした瞬間、幸福詐欺のカモになります。線引きを大事にしてください。

幸せを感じる時は自分の価値観で作り出した差異によって感じるのが1番健全です。
その比較対象はあくまでも自分であり、過去の自分と比べた成長範囲を幸せのとするとより健全な幸せを味わえます。

幸せを構築するもの

この幸福感を構築する要素は2つに分類できます。

1  エネルギー範囲を広げること
2エネルギーを均一にすること

幸せは主にこの2つが相互作用し、生み出すと私は考えています。
幸せという言葉はかなり曖昧な尺度だと思います。2つの意味合いが混雑しているからこそ、自分が何の幸せを求めているのか正しい判断が必要です。

1エネルギー範囲を広げること

これはかなり分かりやすいです。
より良くなるために追求することですね。
テストの勉強をして前よりもいい点数をとれた。
知らない知識を学んだ。
こうした“得るもの”によって感じる感情です。
それは常にできることですが、熱したものはやがて冷めるように、何かしらのエネルギーは常に時間と共に失われる事実を受け止めなければいけません。
その事実を受け止められない人が「昔は良かったのに」と懐古することで幸せを得ようとする愚か者になります。
常に比較対象は自分の中で幸せは生み出さなければいけません。
賢者は「培った経験」を活かし、幸せの領域を広げていきます。

こう考えると肉体的な老化を理由に幸せを諦めるのは違うと言えるでしょう。
人は死ぬまで生産的に生きていけます。
だからこそ、何かできることを探すことが大事なのです。
とはいえ、それを認めるのもある種の幸せです。それが後述することに繋がります。

2エネルギーを均一化すること

これも立派な幸せの定義だと考えています。それが安定を求めること。
変わらないことにも幸せはあるのです。
動物や大昔の人を比べると今の方が便利だが幸せとは言いきれないのも、ここに理由があると考えています。
変わらないとと自分をかど追い詰めるのは間違いです。
それが苦しいと感じているのであれば、恐らくあなたは変わらないことを求めています。
こうした幸福感は自然を味わうことで補給するのが1番です。
人間は所詮長い歴史から見たらほんの一部に過ぎず、それを1番本能的に味わえるのが自然だと考えています。
この2の幸せは老いと共に増加します。

幸せをイメージするなら丸

つまり、膨張と均衡。
このふたつを繰り返しながら広げていった領域は丸くなります。
膨張ばかりでは、突出したものばかりで形はウニのようになります。
均衡ばかりでは幸せの領域は広がりません。

最後に

負の感情はあなたの幸せの領域が違うことを知らせるシグナルです。しっかりと受け止めた後に正しいモデリングを考えましょう。
プラスの感情はあなたの幸せの領域が正しいことを知らせています。
しかし、1の感情に関しては比較対象はあくまでも己に完結しなければ、それは快感が消えた時に不幸になります。

反省と対策、効果の検証による幸せの量の確認が人生だと思います。
とはいえ、人の強みは言語や歴史、文化を通した均一化が容易にできる点にあると思います。
だからこそ、自分の強みを磨くことに特化するのがこれから先の人生ではさらに求めらるのだろうと感じています。


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