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障害者雇用で再就職をするのは、決して簡単じゃないけど、無理じゃない

どうも、こんにちは!
半額です。

対人トラブルや症状の悪化など、
何らかの事情で職を失うことはあります。

自分にもありました。

そして、そこから
再就職をするのは、
かなり大変でした。

今回の記事は、
再就職の大変さがテーマです。

この記事を読むことで、
再就職が難しいのは
あなただけじゃなく、みんなそうだと
思っていただけたら嬉しいです。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

再就職は決して簡単ではない

職を失った状態から、
障害者雇用で再就職を目指そうとすると、
これはとても簡単とは言えないのです。

就活期間が半年で済んだらいい方です。

自分も2年かかりましたし、
福祉の就労支援で、
たくさんの人達が
就職が決まるまでに苦労しているのを
見てきました。

就職できずに利用期間が終わってしまう人も
決して珍しくはありません。

【参考】健常者であっても、再就職も簡単ではない

ちなみに、再就職が簡単じゃないのは
健常者でも同じです。

リストラされて困っている人はいますし、
フリーターから正社員になるのも
一筋縄ではいきません。

しかし、健常者の場合、
とりあえずアルバイトで
食いつないだりすることはできます。
そこからステップアップすることも
障害者雇用ほど難しくはありません。

障害者雇用の再就職を難しくする要素

障害者の再就職を難しくする要素として、
「失業によって、障害による
仕事への困難が証明されてしまっている」
ことがあります。

当然のことですが、
障害者には、障害による困難があります。
それは仕事に少なくない影響を及ぼします。

会社としては、これは抑えたい要素です。
仕事をきちんとこなして欲しいですから、当然です。

一方、再就職を目指すということは、
何らかの事情で失業しています。
そのきっかけが障害に関係することは多いです。

「障害に関係して、仕事を辞めた実績がある」のです。

これは仕方がないことなのですが、
負の実績を抱えてしまっています。

つなぎの仕事を見つけることが難しい

では、健常者のように
とりあえずアルバイトや派遣で
ひとまず食いつなぎ、
そこからステップアップを
考えることができます。

しかし、これも一筋縄ではいきません。

理由としては、少し難しい話ではあるのですが、
障害者雇用をする会社は、
週30時間以上の直接雇用をしないと
コスパが悪いからです。

用語を使うと、
「短時間労働では法定雇用率に数えられないから」
「直接雇用をしないと法定雇用率に数えられないから」
です。

一般企業で、つなぎの仕事を見つけるのが
難しい理由は、この2つです。

短時間雇用の障害者を雇いたくない理由

会社にとって、
障害者雇用におけるコストに
労働者管理があります。

週10時間の人材を4人雇って
それぞれに指示をするより、
週40時間の人材を1人雇って
その人だけに指示をする方が効率的です。

加えて、会社に課せられている
障害者雇用の義務を満たすために
数えられる人数は、
基本的に週30時間以上の労働者で1人です。
週20時間で0.5人です。

これらの要因から、会社としては、
障害者雇用では短時間労働の雇用を
あまりしたくないのです。

障害者の派遣労働がない理由

会社に課せられている
障害者雇用の義務を満たすための人数は
直接雇用している人数です。

派遣社員の場合、
雇用契約は派遣元で管理し、
労働の指揮を派遣先で行います。

派遣先、
つまり実際に仕事をする会社にとって、
直接雇用しているわけではないのです。

直接雇用しないと、
障害者雇用としての人数に数えられません。

したがって、会社としては
わざわざ派遣社員で
障害者を求める理由がありません。

福祉作業所が順調にはいかない理由

一般企業でつなぎの仕事を
見つけるのが難しい理由は以上です。

では、福祉作業所
(就労継続支援A型・B型)では
どうでしょうか。

これも、すんなりとはいかないのです。

就労継続支援A型の難点

A型の場合、最低賃金が保証されます。
なので、一定の収入を得ることができます。

しかし、問題は定員です。

B型より数倍のお金がもらえるため、
人気は高いのですが、
運営が難しいせいで、
その施設の数が少ないのです。

人口が多い地域では
少ない枠を多くの人が求めます。

人口が少ない地域では
そもそも施設がなかったりします。

ちなみに、自分は
就労継続支援A型に通って
再就職までたどり着いたことがあります。

このときは運良く
A型に入ることができました。

就労継続支援B型の難点

B型の場合、最低賃金が保証されません。
どのくらいお金になるかというと、
時給換算200円程度です。
ここから交通費などを払うため、
ほとんどお金になりません。

B型で食いつなぐことは、まずできません。

また、その工賃の低さは
モチベーションをかなり減らします。
あまりにもバカバカしくなってしまうのです。

世の中の会社員を、
将来の利益(昇格の約束など)がない状態で
この環境に入れたら、
それで半年続けられる人は
ほとんどいないでしょう。

自分はB型にも通ったことがあるのですが、
こちらは2ヶ月で辞めています。

再就職攻略法

このような状況で、
再就職を狙うための方法は、
次の3通りです。

就労継続支援を待つ

就労継続支援A型の難点は、
その入りにくさです。

この枠が空くまで大人しく待ち、
A型に入り、それを足がかりとする方法です。

正直、これをメインの方法とするのは
あまりおすすめしません。
その待機時間を有意義に使ったほうが
いいからです。

そんなに期待せず、
他の方法をとりながら
入れたら入る、くらいがおすすめです。

応募の数を増やす

単純に、応募からの内定率が低いなら
数を増やして対抗する方法です。

「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」です。

この方法を取るかは、個人差があるでしょう。

大量の履歴書を用意し、
そのほとんどが通らないというのは、
労力も気力も、
かなり消費します。

現実的な確率で、
何十枚の履歴書に全く反応がなかったりします。

これを覚悟できるのであれば、
効果はあると思います。

勉強し、スキルを身につける

最もおすすめできる方法です。

勉強してスキルを身に着け、
自身の市場価値を高める方法です。

スキルを身につければ、
応募先の会社から興味を持ってもらえますし、
うまく行けば給料も上げられます。

自分はこれでITエンジニアの職を叶えました。

こちらの記事で、
そのための方法を説明しています。

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無理ゲーが待っています。

まとめ

  • 障害者雇用の再就職は簡単じゃない

  • つなぎの仕事を見つけるのが難しい

  • 勉強してスキルを付けるのがおすすめ

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