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3.金銭的利益と創作の関係

本章では以下の内容について明らかにする

金銭的利益を追求することは、創作活動において避けられない現実だ。しかし、この追求が創作の方向性を歪め、純粋な自己表現を阻害する。

金銭的動機によって、創作は市場の需要や人気に迎合する方向へと導かれ、創作者自身の声が失われる。

結論として、金銭的利益の追求は創作の純粋さを脅かし、自己表現の真実性を損なう。

本章の役割は金銭的利益が創作活動、すなわち自己表現に及ぼす影響についての諸事を明らかにすることである。


金銭的利益の追求は避けられないのか?

避けられる場合がある。いわゆる、人気が目的での創作の場合である。

そして、人気が目的の創作はほとんどの場合社会貢献を意識した創作に向かっていき、これもまた純粋な自己表現から離脱していく。

金銭的利益の追求はある場合によって避けられるが、しかし避けたところで純粋な自己表現を捻じ曲げる結果に至る

創作者自身の声とは?

この場合、創作者個人の持つ思想や表現、願望のうち、とある創作において創作開始時点に持っていたもののこととする。

金銭的利益はどのようにして創作の純粋さを脅かすのか?

金銭的なインセンティブは、もちろん金銭を前提とする創作を発生させ他者の行動をガッツリと基準にした成果物を産み出す。

自己表現の真実性とは?

ここでの真実性は、発信の際に他者がどれほど干渉したかという、前章でいう純粋性などと同様の基準で計られる。

金銭的利益と創作の関係

金銭的利益と創作が現代において大きく結びついているのは芸術産業の例から見ても明らかな事である。あらゆる創作には金銭的な価値が付加される。

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