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本を含む自分の好みの変化

昔から本が好きだった。
考えるような、真理を突くような、少し哲学めいた本が特に好きだった。

例えば今手元にあるものだとル・グヴィン著のゲド戦記。
シリーズを読み進めていくにつれ、人生とは、人の生涯とは、世界の理とは、を考えさせられてとても興味深くて、同時にワクワクもして大好きだった。

それなのに、
ずっと好きだったのに、
夏くらいからか徐々に軽い本に惹かれるようになった。

「大好き」で「自分の中の殿堂入り」だったモノに
昔ほど惹かれなくなった自分の変化に戸惑っていた。

けれどふと気が付いた。

生きている限り変わっていくんだと。
いつまでも重たい本を好きで居続けなくてもいいんだと。

「生きる」は「変わっていく」ということだから。
望まざるとも、生きるとは変わり続けるということなんだから。

今は小難しく考えるより
「さくっと読める」、「感覚的に」読める本を選びたくなっている

選びたくなっている
=心が動いている
=自分が変わっている

身軽に、身軽に、身を軽く。

今までも荷物も多くなく身軽だったと思うけど、
さらに軽やかにありたいと「自然に」、「必然のように」願っている自分に気が付いた。

今後もきっとこんな風に変わり続けていくんだろう。

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