見出し画像

【雑記】サブスクリプションモデルについて

ちょっと今日はいつもの書評じゃない感じで。

この前美容院に行った時、下記のサービスの話になったので、
ちょっとサブスクリプションについて書いてみようと思う。

定額支払えば、登録してある美容室なら一ヶ月通い放題ですよ、というサービスだ。

シャンプー&ブローがメインだが、会食前とかにプロにサクッとセットしてもらえるのが良いですね。

個人的には男性向けカットメニューがあったらコスト次第では流行りそうです。
僕なんかは月イチぐらいで髪切ってますが、ぶっちゃけ2-3週間とかで長さが気になり始めるぐらい伸びるのが早いので、サブスクのサービスがあるのであれば登録したい。

よくよく考えれば、女性の髪が2-3cm伸びてもそこまで気にならないはず。
(元が長いから2-3cmは誤差の範囲)
ただ、男性の髪の2-3cmは死活問題。セットが如実にやりづらくなる。
坊主なので手入れが楽でいいね、とか思っている女子は認識を改めていただきたい。
あれはきちんと頻度高く手入れしないと逆にだらしなくなるのだ(笑)

ということで、ユーザーにはメリットしかないサービスが最近流行っており、僕がお世話になっている美容院も最近導入してみたらしいのだが、ユーザーの声を聞いているだけでは拾いきれない課題が浮かび上がってきて非常に興味深かったので共有したい。

結論から言うと、その美容師さんいわく、「正直なくてもいい」という所感のようだった。

ユーザーからは必要とされているのに、サービス提供側からのリアクションはイマイチということなので、この温度差はなんなのか。

すごく簡単に言うと、

「サブスク経由のお客さんは客単価が安い」

これに尽きるらしい。
僕はMEZONが提携している美容室にどれぐらいのレベニューシェアでやっているかなど、詳細は全く把握していないが、おそらくMEZON経由の収益と天秤にかけたときにペイしてないのかなと推測できる。

あと、これは僕の通っている美容院が抱えている事案だが、新規のお客さんを受け付けるだけのキャパがほとんどないらしく、MEZON経由で客が増えすぎたらむしろ困る、とも言っていた。

実際、新規のお客さんはほぼ断っているみたいで、常連の友人として紹介されるぐらいじゃないと入れてない、とも言っていたので、MEZON経由でバンバン来店されて、しかもシャンプーとブローだけだったら単価も安い。
その分元々来てくれているお客さんを受け入れたいというのは美容院(サービス提供側)からすれば当たり前の話である。

つまり、すでにそれなりに収益が安定していて、ロイヤリティの高いお客さんが十分取れているような人気店は、ほとんど入れるメリットがないのかなとは思う。
※ただ、MEZON側からしたらやっぱり名のしれた美容院と提携したいというのはあると思うし、実際サイトを見ると人気店がずらっと並んでいるので結構営業は頑張ってそう

ということで、サブスクリプションサービスはユーザーメリットは価格面でのメリットは簡単に出せるのだが、いかにサービス提供側も引き込めるような設計にするかが非常に重要なのだなと実感しました。

Spotifyはじめ音楽系のサブスクリプションサービスも流行ってますが、歌手の方からしたら収益マイナスになるケースもあるのできついですよね。
テイラー・スウィフトも以前ボイコットしてましたし。(下記)

https://www.gizmodo.jp/2014/11/spotify_1.html

サブスクリプションモデルで起業考えている人がいれば、ユーザーメリットと同時にサービス提供側にどんな価値を提供できるか、という視点を持っていると、より良いサービス、というか一瞬で流行るサービスになると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?