南アジアの歴史
さて、前回まで日本を書いていたら、いつのまにか起源前が過ぎていたので、話を戻します。
今回から、少し南の方へ下って参ります。
この写真、ネットで見つけたけど教科書の写真みたいでわかりやすい!
・・・。
けど・・・。
noteは画像の大きさがうまく合わない・・泣
画像から見て取ってほしいのは、
1、インダス文明の場所
2、地形(高原・山・砂漠・川)
3、アーリヤ人の動き です。
で、2の部分ですが、これだけ自然豊かな場所だということはですね、つまり、
さまざまな生活模様があったのです。それぞれの土地ごとに全く違った文化が生まれて一つの地域を形成していたわけです。中国に引き続いてかなり豊かな生活が繰り広げられました。
ただ、インダス文明はよくわかっていないことだらけもやもやハートブレイク
デカン高原では綿花の栽培が盛んでした。
やがてヨーロッパとの貿易が始まりますが、ヨーロッパでは綿ができなかったんですね、気候が合わなくて。だから、ここで栽培された綿はヨーロッパでかなり重宝されました。ヨーロッパでは麻しかとれなくて。あの寒い地域で麻!麻!麻だよ!日本では夏に重宝されますけどそう、風通しが良くて涼しいやつ。ヨーロッパでそれじゃあさぞ寒かったろうねぇ・・・
さて、3、ですね、紀元前2600年頃始まったインダス文明が衰えてから、アーリヤ人がこの地に入りました。
彼ら自然現象を神格化し、『ヴェーダ』としてまとめそれを聖典とし、バラモン教が生まれます。この過程でカースト制度が始まります。カースト制度のバラモンという階層は、一番上ですね。いわゆる上下関係というか、身分差がしっかり決まって交流がなくなり、厳しい階層秩序ができました。
その、厳しい階層秩序の中で生まれ、
そーいうの、おかしくねー???
と思った一人の人がいました。
それが、ブッダです。
正式にはガウタマ=シッダールタ。仏教の創始者です。
地図に「ブッダガヤ」という土地名を見つけられますか?そこが彼の誕生地。
ちなみにブッダというのは「目覚めたる人」の意。
ハイ、
やっとここで、宗教が出てきました。
リーダーの皆様、あるいは、他国の人とともにビジネスするよーという方、
宗教の知識はぜったいに必要です。
あ、いや、ぜったいではないけれど・・・あったほうがいいです!!!
知識というのは、例えば、イスラム教、コーラン、アッラーではない!!もちろんそれは大事ですが、イスラム教はどんな教えなのか、イスラム教の中で大切にされているのは何なのか、つまりコーランにはいったい何が書かれているのかという、ここです!なので、今度書きます。
話をもどします。
たくさんのアーリヤ人の国の中から、巨大勢力「マウリヤ朝」が誕生します。これが紀元前371頃の話です。マウリヤ朝のアショーカ王は仏教の普及にかなり力を入れました。また、このあとこの地に成立するクシャーナ朝でもやはり、仏教は重んじられました。
東アジアの歴史、中国の漢の時代は約400年続きました。何でかなあと呟いて終わったと思いますが、実は独特の中華思想がその政治を進展させていました。その中華思想、儒教と結びついたものだったのです。
のちに出てくる中国の試験「科挙」も、儒学の試験だったんです。
政治と宗教はこのように国の繁栄を左右する切っても切れない関係があり、今日、リーダーが世界情勢を見渡す時、その背景には必ず宗教的要素を鑑みて考えて欲しいのです。
歴史からリーダーとしてのあり方を学ぶ際、偉人と同じ行動をしようとするもあり、また、偉人をそのような行動に向かせた考え方を学ぶもあり、です。
そういう意味で宗教の知識は必要。いや、あなたが、リーダーになる人じゃなければいいんです、別に自分は日本から出ないしー、とかなら何もこんな知識いりません。けれども、もしリーダーとしてグローバル社会で生きて行くぞと決めたなら、そういう方であるのならば、やはり宗教の知識は社会の教養として身につけていて損はありません。
紀元前後を分けているのもキリストの生誕ですからね、知らないうちに私たちも宗教的背景に取り込まれています。オレ無宗教だし〜なんてなんの言ってられませんよー!