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給水塔百景 (クロアチア ヴコヴァル クロアチア-イングランドツアー)

朝、6時前に起きる。
夜は寒暖差が強く空気が乾燥しており、扁桃腺が腫れてしまい喉と鼻の奥が痛い。
夜中に寒気がして何度か目が覚めた。

朝食は9時と言われてたのでシャワーを浴びてから散歩に行く。
ツーリストインフォメーションで地図をもらい近所の見どころを色々と教えてもらう。

街中には戦争の傷跡がかなり残ってる。

戦時の病院を再現したミュージアムを教えてもらうが入り口が分からない。

民宿に戻って朝ごはん。
朝食は山盛りのパン、チーズ、ハム、ヨーロッパの加工肉は美味しい。

民宿の朝ごはん、これと卵とか果物も

トマトと果物をなるべく食べる、ビタミン、ミネラルに欠けてしまう。
地元産のトマトとチーズだよ。とオーナーさんが教えてくれる。
トマト、チーズ、ハム非常に美味。
ホテルのビュッフェスタイルもいいけど、民宿らしくシンプルな朝食もうれしい。

娘さんがおすすめのイタリアンレストランを教えてくれた。
割と落ち着いた雰囲気で、食事もできるしコーヒー飲みながらゆっくりもできる、若い人で騒がしくなくて、値段も手頃、ディナーでも日中ゆっくりするにもいいお店だそう。
レストランの場所とメモを書いて日本語で「いただきます。」と笑顔で言ってくれる。
かわいい。
宿の娘さんには何か見透かされたような気持ちになる。

宿の朝食を食べきれず残してしまった。
ほんの少ししか食べてない。とオーナーさんに怒られた。
満腹なのでごめんなさいと伝える。

Catsミーティング

宿の支払い方法を娘さんに聞いておく。
現金のみでカード払いは受け付けないという。
こじんまりした民宿なので聞いておいてよかった。
現金を持たないヨーロッパではこういう時に困りやすい。

宿泊代を確認して銀行へキャッシングして改めて野戦病院博物館探し。
暑さが増してきたので日陰を探しながら歩く。

美容室の壁に給水塔
バス停にも給水塔

病院の周囲を歩き回るが博物館ではなく普通の病院にしか見えない。
近所の人に博物館を聞いてみると、病院の中にあるよ。と教えてくれたので、院内に入って守衛さんに博物館どこか聞いてみると守衛さんが案内してくれる。

野戦病院のミュージアム

病院内の地下にある野戦病院博物館。
手前でナースステーションのようなところで受付をする。
入場料20KNだが、マスクがないと入れないと言われる。

病院内なのでマスクは必須だと思うが、ヨーロッパに入ってからマスクはしていないし持ち歩きもしていない。
諦めて帰ろうとしたらナースが新しいマスクをくれた。
野戦病院を再現したセットの見学。
映画「ドンバス」や「アトランティス」のような最近のウクライナ事情にも通ずる内容。

野戦病院のミュージアム、薄暗い
かなり前衛感、ちょっと怖い…
野戦病院時のオペのデバイス類も並んでる

マネキンによる再現はチープだが古い医療機器に欠損した身体に全身包帯を巻いたマネキンはかなりシュールな光景でルドルフ・シュバルツコグラー(前衛系アーティスト)の作品を思い出す。


博物館からでて近所の薬局へ。
寒暖差と乾燥のため、鼻、扁桃腺が痛いし倦怠感や悪寒があり発熱した感じ。
日本のように検温測定機が店舗入口に設置してないし、体温計を持ってないので感覚でしか分からない。
扁桃腺が腫れると熱が出やすい、薬を買いにいく。
発熱検査で引っかかって帰国できなくなったら困るし、旅で体調管理は重要だ。

ノドにピュッと

ノドヌールスプレーのクロアチア版。
貧困な英語ボキャブラリーで症状を薬剤師さんに伝えて、うがい薬がほしいと言うと理解してくれてスプレータイプの薬もあるよと、薬剤師さんのおすすめを購入。
これが一番効きめ強いからおすすめよ。ときれいな薬剤師さんが教えてくれた薬を購入。
55KN。
悪寒に発熱、呼吸器系の症状なので、当然Covid-19感染の不安もあるが、日本を出てからまだ3日目。
自覚症状には早い気がする。
闇雲にビビると不安ばかりが募ってしまう。
旅先で不安はストレスの素。
イギリスでコロナ検査の予約もしてあるので、美人薬剤師さんおすすめの薬でしばらく様子見。

ノドヌールスプレーのハッカ感が強くなったような風味。
確かに効き目強そう。
スプレーして痛みが和らいだ気もする。
まずは安心。

カフェで飲んでみたかったKava+Juice。
色んなカフェの軒先にKava+Juiceと書かれていてリキュールをジュースで割ったものが出てくるのかと思って頼んでみたらコーヒーとジュースだった。

Kava+Juice

日中はだいぶ暑い、30度くらいで乾燥している。
ゆっくり給水塔まで歩いてビール飲んで民宿へ戻る。

街の中心地に残る給水塔
ヴコヴァル給水塔

宿に帰ると娘さんの姉妹がこんにちは。と日本語で挨拶してくれる。
バスかクルマで近所の街にいくつもりだったが、体調が悪いのでごろごろ休憩。
ビールも飲んでしまったことだし、運転はやめとく。

あちこち給水塔の看板
あちこち被弾の跡


宿の屋上に猫
猫も昼寝

夕方まで休んで民宿の娘さんおすすめのレストランへ。
市の中心街にあり、小さい給水塔の前にあるレストラン。
オーダーはスロベニアンポーク、サラダ、ワイン。
美味しい。
しっかりと弾力のあるグリルした豚肉の赤身部位に、ベーコンを巻いたもの。
ニョッキ沢山。

スロベニアンポーク、肉旨い!

ワイン飲んだら熱がぶり返したのか疲れがどっと出る。
バーに寄って行きたかったが、倦怠感がひどいので飲み歩きはせずに帰る。
白ワイン、ミネラルウォーター、スロベニアンポーク、ミックスサラダで118KN。

スズメがパンを狙ってる

ご飯食べて民宿に戻る。

別な猫やんが屋根で寝てた

また扁桃腺が痛み出し、倦怠感、寒気、鼻腔が乾燥して鼻血がでる。
シャワーを浴びた後、鼻の穴にゲンタシンを塗って眠剤とアリナミンAを飲む。
Bed bug(しらみ)が怖いが、民宿の押し入れから毛布を出して暖かくして寝る。
喉、鼻の乾燥が辛いので保湿のためマスクして寝る。

ヨーロッパらしく、夜も暗くならず。
また別な猫がベランダを闊歩

屋外でマスクはせず、屋内でマスク。
日本とは逆の生活。

アリナミンで元気になってしまったのか昼寝のためか眠剤が効かず明け方まで眠れずにごろごろして過ごす。
やっぱり毛布は暑い。

2022年6月


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