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CATL、ees Europeで「劣化ゼロ」Tener BESS製品の詳細を発表

世界最大のリチウムイオン OEM である CATL は、同社の新しいバッテリー エネルギー ストレージ システム (BESS) 製品である Tener について、最初の 5 年間はセルが劣化しないという同社の主張を含め、詳細を明らかにしました。

中国を拠点とするこの企業は、本日 (6 月 19 日) ドイツのミュンヘンで開催された Smarter E クリーン エネルギー カンファレンスおよびトレード ショーで Intersolar Europe と並行して開催された ees Europe イベントでのプレゼンテーションおよびメディア ワークショップで、Energy-Storage.news に技術的な詳細と市場に関するコメントを提供しました。

CATL は今年 4 月に新しいグリッド スケール BESS 製品を発表し、そのパフォーマンスについて 2 つの重要な主張をしました。1 つ目は、20 フィート コンテナあたり 6.25MWh のエネルギー ストレージ容量という業界トップのエネルギー密度です。2 つ目は、バッテリー セルは最初の 5 年間は劣化しないというものです。

ジャーナリストとの質疑応答で、CATLの幹部であるESSヨーロッパのCTOであるハンク・チャオ氏とESSヨーロッパのディレクターであるケビン・タン氏は、業界全体で活発な議論の的となっていた2番目の目標を同社がどのようにして達成したか、あるいは達成したと主張しているかを説明した。

これは、リチウム化前処理、つまりリチウム補償と、バッテリーサイクル自体におけるリチウムイオンの消費量削減を組み合わせたものだと彼らは述べた。これは発表直後に業界筋によって推測されたもので、当社の続編記事(プレミアムアクセス)で取り上げられている。

エンドユーザーにとってのメリットは、最初の数年間のBESSのスループットが高くなり、BESSの増強を3~5年後ではなく、導入後7~8年後に延期できることである。これらすべてが、より費用対効果の高い導入を意味すると彼らは付け加えた。

ロールスロイスは、その電力システム事業を通じて、Tenerを使用したプロジェクトを展開するためにCATLとの提携を発表した最初のシステムインテグレーターの1つであり、本日、EUと英国のプロジェクトにTenerを使用すると述べた。

Energy-Storage.news が、なぜゼロ劣化バッテリー技術を電気自動車 (EV) ではなくグリッド規模の BESS に適用したのかと質問したところ、タン氏とチャオ氏は、基礎となる技術は乗用車ではないものの、一部の車両アプリケーションで使用されていたと述べた。

最初に BESS に適用された理由は、EV セグメントと比較して、この市場ではバッテリーの長寿命化に関する改善がより求められているためである。このような寿命改善技術の需要は EV バッテリーにも適用できるが、顧客の需要に合わせて行われるだろうと幹部らは述べた。


Dr.Sho as Re:Power CEO comment;
ゼロ劣化ESSは初期投資に於ける過積載容量の投資を減少させると共にPPA長期運用が可能になりIRRの流動利率が激増する事になる。

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