世に練切(白あんベース)ハンターは居られるか
古稀を前に、大学時代から本格飲みに入った
アルコール漬けの毎日を思い起こす。
丁度、今回のコロナ禍(COVID19)が始まる直前
パキスタンODAプロジェクトが終了し帰国したタイミング。
身体維持を勘案、思い切って「しらふ生活」回帰を決断、
ノンアル生活開始した、それから4年4ケ月になろうとしている。
思えば東北片田舎、港町に生まれ育った私には
周りに祖父・親父とそののん兵衛仲間が常にあって
当然酒が当たり前のようにあって自然「大酒飲みの道」に入った
(釈明のつもり)。
大学時代から酒飲み始め、50年たって断酒を誓い
それから5年目の今、
食べるものが格段に美味であり、何を食べてもおいしい。
70代になり、和田秀樹ドクターはじめ世の多くの健康学・長寿学の
権威たちのご助言を実践、例えば
茶葉・キウイの皮・リンゴの皮も食材に加わった。
現役時代は毎年人間ドック検診を行い―主としてアルコール指数である
肝臓部のγーGTP数値に踊らされてきた。
断酒5年目で、上記数値は全く基準値のはるか下に収まっている。
アルコールを50年、飲めば必ずと言っていいくらい
他人様の酒量の倍はいただいてきたので、平均すれば普通の方の
100年分に相当量を飲んできた。
そしてそれがいい訳で、もう十分だろうと決心したのが
2019年12月10日。
今は食べるものの味、身体に良き作用が食生活の基本だ。
甘党ではなかったが、お酒が他人様の100年分飲めたということは
身体には糖を求める部分があるということだろう
(因みに人間ドックでは、血糖値で問題指摘されたことはなかった)
今、食生活では「まごわやさしい」の昔からの伝統的食材の基本原則にそって特に海藻(フコダイン)を意識的に多くとっている。
体調はなにも懸念は感じていない。
そんな中
最近、ワイフから練切(白あんベース)が食べたいといわれて
俄か練切ハンターに変身。
街歩きで出かければ、必ずと言っていいくらいその街の「和菓子屋」さんを覗くことにしている。
大手デパート(三越、高島屋など)のデパ地下・食材(スイーツ)コーナーは必ず覗くが基本的に練切はなかった。
中央線に沿い、神田・吉祥寺・国立あたりも軒並み覗いたが
結果芳しからず。
浅草もデパート松屋の食品・スイーツ・コーナーにはない。
はてさて、練切ー聞けば江戸時代初期から続く
お茶請けの代表格というのに今はどこにあるんかい?
ないとなれば、ますますハンター魂に火がつく。
ノンアルの身には、格好の趣味になった。
これから、茶道の友人たちの助言(お茶請けに使う高級生菓子はあるのではないかい?)も得ながら終わりのない「練切ハンター」の生活が待っている。楽しみだ。
20代、恋しいマドンナを朝の通勤電車(銀座線・渋谷駅)の駅で
まだかまだかと期待を込めて待ちながら過ごした日々のごとし。
世に隠れてなかなか姿をみせない生菓子
「練切」探しの日々が始まった。
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