瑞希と今鹿の公開交換日記。
瑞希
自作の短編小説類をまとめています。
東京の片隅に小さな喫茶店がある。店の名前は 「喫茶 望月」 アザミという女性店主が一人で切り盛りする小さな喫茶店だ。 亜樹がそのお店の存在を知ったのは、つい最近のことである。ライターをしている亜樹は、打ち合わせのときに雑誌編集者の香澄からお店のショップカードをもらったのだ。 「夜しか営業しない喫茶店?」 香澄から渡されたショップカードには、『営業時間:夜7時~12時』と書かれていた。顔を上げると、切れ長の瞳と目が合う。香澄は、亜樹の問いかけにこくりと頷く。 「珍しいよね。
今鹿ちゃんへ またまたご無沙汰しています。 前回が春先、、、で今はもう初夏になってきていますね。 3回目の緊急事態宣言も出て、感想会もまだ開催できておらず。。。 なんとかして近いうちにお話ししたいものですね。 そういえばこの交換日記は最初の緊急事態宣言のときに今鹿ちゃんからお手紙が届いて始まったものでしたね。 もうちょっとで一年が経つのかな。 ままならない日々だけど、確実に時間は進んでいるんだね。 さて、前回の日記で今鹿ちゃんの今年のやりたいことの話を聞きましたね。
みんなのフォトギャラリーに投稿している星の写真を色んな人が使ってくれてるようです。ありがたや〜
夜はこんなにも暗かっただろうか。 しんと静まった住宅街を歩いているときにふと思った。 なんだか自分を包む夜が色濃く感じられたのだ。 その日は2月にしては珍しく暖かい日だった。 すっかり夜も更けているのに、いつものピンと張り詰めた冷たさは影を潜めている。 かわりに重だるい空気が足元にまとわりついていた。 わたしは足を止めてあたりを見渡した。 特にいつもと違いはない。真っ直ぐ続く道沿いに、ポツリポツリと並ぶ街灯が規則正しく光っているだけだ。 じゃあ、なんで? なんでこんな
12月27日(日) 晴れ 今鹿ちゃんへ ご無沙汰してます。瑞希です。 文フリの原稿に集中していたらすっかり間が空いてしまいました。ごめんなさい。 文フリの方はなんとか二人とも新刊を出すことができ、一安心でしたね。 今鹿ちゃんの新刊も当日受け取れてうれしかったです。 感想については当日も直接伝えましたが、もう少し読み込んでからもう一度伝えたいなあ、と思っています。 さて、前回の日記で「瑞希ちゃんは今どこに行きたいですか?」と聞かれていましたね。 この質問、日記を読んでか
8月30日(日) はれ 今鹿ちゃんへ 連日暑い日が続いてますね。 でも、夜に外に出ると空気がひんやりしてきていて、ゆっくり秋になってきてるんだな、と思いました。 さて、前回の今鹿ちゃんの日記。 読んですぐツイッターでつぶやいた感想が、これです。 今鹿ちゃんの憧れの人として登場する友人の話は、彼女の舞台と舞台袖での振る舞いから「踊り」に対する気高さが感じられてすばらしいことはもちろんなのですが、そのあとに続く今鹿ちゃんの感情の吐露が、個人的に秀逸だと思いました。 そん
原田郁子さんの「銀河」というアルバムが好きです。 特にアルバム名にもなっている「銀河」という曲はお守りのような一曲です。 https://open.spotify.com/track/1corxlxbgpyyzVeUfNfGxC?si=_fF-4ABcRfGuw_VWahEm6w 頭がぐるぐるして眠れない夜にこの曲を聴くとすっと眠りにつける、不思議な曲です。 どうかいい夢がみれますように。 おやすみなさい。
7月25日(土) くもり ときどき 雨 今鹿ちゃんへ こんにちは。4連休いかがお過ごしでしょうか? 昨晩はどこかで上がっている花火の音が聞こえました。花火は見えませんでしたが、音だけでもなんだかわくわくしましたよ。今鹿ちゃんのところでも聞こえたでしょうか? さて、早速のお返事ありがとうございます。 「どうぞのいす」という絵本、わたしは今回初めて知りました。 絵がとてもかわいらしく、物語もやさしさに溢れていて、とても今鹿ちゃんらしい一冊だと思います。子どものころ好き
7月1日(水) 曇りときどき雨 今鹿ちゃんへ こんにちは。 今日から始まる交換日記、よろしくお願いします。 さて、まずは自粛期間中にお手紙をくださりありがとうございました。 文学フリマ※に続き、また2人で活動しようと声をかけてくれたこと、そして今こうして交換日記が始められること、すごくうれしく思っています。 ※私と今鹿ちゃんはサークル名「水色バンビ」で2019年秋文学フリマに出展 交換日記……なんだか懐かしい響きですね。 小学生のころは仲のいい友達とよく回していたよ