大きなお肉が好きなの

出来ることならば、毎朝、わくわくしながら目を覚ましたい。今日の予定に心を躍らせて、そうして、今日一日どの服を着て過ごそうかとか、どんなお化粧をしようかとか、そんなことを考えながら目を覚ますことができたらどんなに素敵だろう。
お買い物が好き。そうは言っても、わたしにとってのお買い物というのは、お金をたくさん使ってなにかを買うというのではなくて、いろんなお店を見て回りながら、あれは要らない、これも要らない、と首を横に振り続け、それに疲れたら、出来るだけ静かなカフェに入って、珈琲を飲みながら、あれこれと、日々の生活のことを考えて、そうして、ほんとうに必要なものを心の奥底から見つけ出し、一つだけ選んで買うという、そういうことなの。
わたしはお買い物が好き。
今日はとても暖かかった。冬の間、ずうっとタイツに包まれていた足がようやく解放されて、素足で歩く喜びを思い出す。白いシャツに白いジャケット、白いスカートに白い靴下。鞄と靴は綺麗な春のピンク。それから、爪にはおんなじ春色のマニキュアを塗っています。わたしは春が好きなのね。
お昼ご飯には、ロースかつ定食を食べました。大きなお肉が好きなの。
今日買ったのは、大好きな人のエッセイと、一冊のノート。心にはときめきが必要だから、ノートは何度新しくしてもいい。でも、ノートを最後まで使い切ったときの気持ちの良さも、とても良いもの。世の中は、わたしの好きなもので溢れている。
外でミルクティーを飲んで、それから、メロンソーダ味のキャンディ。しゅわしゅわした。暖かな日は外の出ること。忘れないでね。