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それは、生という孤独を忘れさせてくれるほどのものなの?『パプリカ』

昨日の飲み会もくそだった。
わたしが飲み会を楽しめないのはわたしのせいか、他者のせいか。君にだけは嫌われたくないのに、嫌われるムーブばかりしてしまう。
早く家に、部屋に帰りたくて仕方がなくなってしまう。
もう飽きた。お酒を飲むのも、人と喋るのも、どこかに出かけるのも、全部全部。
ものすごく疲れて、早く部屋に帰りたくなってしまう。かといって、部屋にいても何も手に着かないのだ。私の居場所はどこにある?

何もかも、どんどんと、早急に飽きていってしまうわたしだから、いずれ全ての事象に飽き、きっといつか自死を選ぶ。悲観。
世界は広くて、宇宙は無限だから、きっと、全てのときめきを味わい尽くすなんて出来ないのだろうけれど、でも、それは、生という孤独を忘れさせてくれるほどのものなの?
わたしは今、孤独なんかではないから、とってもとっても贅沢なことを言っているだけで、本当の孤独になったら、ときめきだけで人生を滑っていくことなんてできるの?
人生は割と楽しいけれども、とってもとってもめんどうくさい。
生きる意味だなんて、馬鹿みたいなことを考えていないで、ただ、ご飯が美味しいとか、今日は暖かいとか、自分の足で歩いているとか、そんな当たり前の生を、心から喜ぶことが出来ればいいのに。

言葉なんて持たなければよかった。そうしたら、きっと、暖かい陽の光の中で、うとうととお昼寝をするだけの、なんでもないことを幸福に思うことができたのに。

パプリカの理事長。彼が人の夢をめちゃくちゃにしてまで叶えたかったことは、ただ、”自分の足で立つ”それだけだった。なんて美しい夢なのだろう。思考は自由だ。
わたしも早く、自由になりたい。


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