心不全療養指導士 認定ガイドブック 第3章 ~身体活動・運動について~
コロナ禍の中、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
運動不足になりがちな最近ですが、
実は運動を行うと心不全発症のリスクが下がることご存じでしょうか?
こんにちは
心不全患者さんが幸せになれるよう
日々勉強中の飯沼です。
心不全療養指導士 認定試験ガイドブック第3章
心不全の予防活動 ~身体活動・運動について~
まとめと勝手に予想問題&2020年試験を思い出して作成した過去問です。
それでは見てみましょう!
運動の重要性
適切な運動や身体活動は冠危険因子(狭心症や心筋梗塞になる危険がある因子)の改善やストレス解消に効果があると書かれています。
一方で、平成29年「国民健康・栄養調査」の結果では、30-59歳の運動習慣がある者の割合が低い結果となっているそうです。
どれくらい運動したらいいのか?
それではどれくらい運動したらよいのでしょうか?
厚生労働省の健康づくりのための身体活動基準2013年では年齢に応じた推奨される身体活動(生活活動+運動)の基準が示されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html
運動の単位METs(メッツ)ってなに?
上の表であるようにMETs(Metabolic Equivalents)メッツとは運動の強さの単位です。
身体活動におけるエネルギー消費量を座位での安静時代謝量で割ったものとなります。
座って安静にしている状態での身体活動強度を1 METsと定義しています。
運動量に関して、意識するべきことは?
心臓病を予防するために運動するぞ!といった心持ちになってくださった方が一人でも多くなることを願っていますが、では具体的に運動量に関して何を意識することが大切なのでしょうか?
それは、「運動の強さ×時間」という視点です。厚生労働省の表では、運動の強さと時間をかけあわせた数がどれくらい運動しているかの指標になっています。弱い運動でも時間をかければそれなりに効果がありますし、短時間でも強い運動であれば効果は見込めます。
更に、運動の強さに関しては心臓や血管のことを考えると高強度で、かなりハードな筋力トレーニングばかりを行うと、血管の動脈硬化につながるという論文も見られます。ですので、中等度程度の運動(軽く汗ばむ程度、軽く息がはずんで、気持ちよく運動できているなと感じる程度の運動)特に有酸素運動が大切であると言われています。ただ、筋力トレーニングも大切ですので、血管のことを考えるのであれば運動の順番も大切で最後に有酸素運動をすることが血管には良いとされているようです。
(筋力を肥大させたい時はその限りではありませんのでトレーニングをする目的にもよるかと思います。)
お知らせ
私たちのクラウドファンディングは7月12日をもってsuccessしました。
80名を超える多くの方々からのご支援を頂き、70万円以上の支援が集まりました。ここまで応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
まだ何者でもない私たちのプロジェクトに少しでも共感を頂き、具体的な支援をくださり、心から感謝しております。皆様のご支援で自分たちの描きたい未来が日を追うごとに形になっていく様子を見ることができ、心から感謝を申し上げます。皆様のご支援と期待
を背負い、このプロジェクトを通して「生きがい」を取り戻した人々の笑顔が多く生まれますよう、よりいっそう努力してまいります!
予想問題&過去問
それでは予想問題に行ってみましょう!
ここから先は
¥ 100
よろしければサポートをお願いしたいです。 心不全の患者さんや心疾患の患者さんがよりよく暮らせる社会の実現のために、支援活動を行いたいと考えています。