フェーズフリー協会インタビュー

今回の記事は班員のうちの一人がフェーズフリー協会へインタビューに行き
代表と直接話して得た情報やインタビューを通じて感じたことなどをまとめてみました。


フェーズフリーとは

フェーズフリーの現状

ここ数年でできた概念なので国内での認知はまだ足りないが、国内の大企業や地方自治体ではすでにフェーズフリーの考え方が浸透してきているところも多い。
最近は石川県の震災も相まって全国でフェーズフリーのイベントが行われたり、ニュースやABEMAでも取り上げられるなど世間からの注目度も上がってきている

フェーズフリー協会の活動内容


フェーズフリー協会は大きく分けて10個ほどの活動を行っています
その中でも一番私達に関係する活動を取り上げます

  1. フェーズフリー認証 商品やサービスの日常時と非常時の価値を審査・評価し、認証された場合にはフェーズフリー認証マーク(有料)を発行。     フェーズフリーの価値を消費者に正確に分かりやすく伝える機能を果たす。

  2. アクションパートナー 企業、団体または個人としてフェーズフリーに共鳴し、アクションパートナーであることを表明できるマーク(無料)を発行。活動の輪を広げていくためのアイコン的な役割を担う。

その他の活動



フェーズフリーの魅力

  • 今まで行われてきた防災対策と違い、普段から使えるものを災害時に使いやすいようにデザインされたものなので定期的なメンテナンスなどが不要

  • 世の中にフェーズフリー商品が普及すればするほど防災に興味関心のない人でも防災対策ができるようになる

  • 防災グッズでないものでも+αでなにか災害に強い機能を組み込むだけでできる ex)革靴を長時間歩いても疲れにくいよう設計を施せば、日常でも被災時でも役に立つ

  • フェーズフリーを行うことのデメリットがない

フェーズフリーQ&A

私が実際にインタビューをした際の質問とそれに対する答え

Q.フェーズフリーが普及していない現在フェーズフリー商品はブランド力で負けており、新しく業界に割って入るのは難しいのでは?
A.ブランド力のある企業を商売敵とするのではなく高級なブランドなら高級な商品にフェーズフリーな機能をつけて売ることでブランドを重要視する消費者であっても買ってくれる。

Q.なぜフェーズフリ認証は有料なのにフェーズフリーアクションパートナーは無料なのか
A.協会を存続させるためにはある程度の資金が必要。
またフェーズフリー認証はマークを発行することで売上の向上に貢献しているのだからその報酬をもらうのは至極当然のことである。
一方でアクションパートナーは主にフェーズフリー活動の輪を広げることを目的としているため誰でも参加できるように無料にした。

Q.フェーズフリーの海外での認知度について
A.現在、環境省が海外に向けてフェーズフリーという概念の情報発信を行っている。


フェーズフリー認証を受けている商品

フェーズフリー教育を受けていて日常生活で特にいいな!と思ったものをいくつか紹介します。

明治ほほえみらくらくミルク および 専用アタッチメント
【明治ほほえみ らくらくミルク】
調乳(粉ミルクをお湯で溶かし、人肌温度までさげること)が不要で、常温のまま赤ちゃんに与えることができる乳児用液体ミルク
【専用アタッチメント】
「明治ほほえみ らくらくミルク」の缶の上部に、専用アタッチメントをセットすることで、普段お使いの哺乳びん用乳首に取り付けられ、哺乳びんに移し替えることなくそのままミルクを飲ませてあげることができる。

この商品は普段も調乳が不要で世の母親を救うことができますが、災害時でお湯の入手が困難な状況下において常温で飲ませることができることは非常に役に立つこと間違いなしな素晴らしい商品です

加圧ボールペン パワータンク・スタンダード

このペンは専用インクにより上向きでも書ける!濡れた紙にも書ける!氷点下でも書ける!という商品です

水も運べる撥水バッグ
撥水機能を生かし、バケツのように水を運べる雨天対策用撥水バッグ
撥水、撥油に優れ、ヨゴレにくく速乾もある
さらに不要時には折りたたんでコンパクトに纏められます!

紙コップ

普段は普通の紙コップなのだが、紙コップの表面に印刷されている模様が計量に使えるメモリになっている。
紙コップのデザインなどほとんど気にしない人がほとんどだろう。
しかし値段は変わらずに便利機能がついているならお得感がでて購買意欲につながる!

他の商品一覧



最後に

これまでに説明した通りフェーズフリーは素晴らしい概念なのですが、まだ現在は世の中に浸透していません。
フェーズフリーは世の中に普及すればするほど効果を発揮するので、この記事をできるだけ多くの方々に読んでいただき防災に少しでも役立てればなと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!


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