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キラキラの刺激

知り合いのインストラクターさんに声をかけてもらったので、某エクササイズスタジオに行った。数年ぶり。以前ほんのちょっとだけ入会していた。
『今、新規の方はもちろん、久しぶりの方も無料体験ができるよ』と言われ、よし!お正月の運動不足の解消にもなるし。
ゴソゴソと引き出しの奥に眠っていたウェアを引っ張り出して、まだ着れるかと確認。OK。

数年前と変わって、今はネット予約になっている。人数制限もあって、スタジオ内のソーシャルディスタンスもしっかり保たれていた。

まさしくコロナ対策。

以前は入会したら行きたい時間の枠に予約もなく行く感じで、私が行っていた時間は仕事終わりの人が行きやすい時間。毎回ほぼ"すし詰め"だった。

内弁慶プラス人見知りの私は、いつも最後部を陣取り、壁とぶつかりそうになりながらチグハグなステップを踏んでは汗をかいていた。
(運動してかいているのか、恥ずかしくてかいているのか…)
なので、自然と足が遠のいてフェードアウト。

その頃を思うと、今のシステムはとても有難い。無料体験の人の為に場所の確保までしてくれていた。


でも、ここまでの道のりは本当に大変だったと思う。コロナの影響で、一時はスタジオも休業し、退会者が後を経たなかったそうで、状況的に仕方ないとは言っても、私は彼女(インストラクターさん)にかける言葉が見つからなかった。

今もきっと大変。まだコロナも治まるどころか暴れてる。けれども、彼女は『スタジオで沢山の人を笑顔にしたい』と語っていた。それはコロナの前でも後でも変わらない。
そして今も変わらず、一段高いステージの彼女から、みんなにキラキラのオーラが降り注ぐ。

『すし詰めの頃より、しっかりと届いてるよぉ!!』

私は彼女にそう伝えたかったけど、チグハグな私のステップは真実味に欠けて、ちょっと情けなかった。

また彼女のキラキラの刺激を受けに行こう。
ステップこっそり練習して。

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