#5 Shinto!について
この記事は「ひとり Advent Calendar 2020」5日目の記事です。
5日目にして3日分の記事を積んでしまっている。ヤバい。
さて、今日はShinto!について書きます。例に漏れずこちらもBLACKNAZARENEの後輩グループです。「神道」をコンセプトとしたグループ名がとてもかわいらしいですね。
僕がShinto!に出会った...というか初めて知ったのは4日目の記事に書いたシャカデリックとは異なり、完全にBLACKNAZARENE経由でした。最初のうちは何度か対バンで見かけても「ナザレの後輩グループか...!!」ぐらいの認識でした。興味を持つまでの無関心さは我ながら相変わらずです。
そんな僕が本格的にShinto!にハマったのは今年の春のことでした。
僕が勤めている会社では今年の3月末から6月末までの3ヶ月間、感染症対策としてテレワークが実施されました。
つまり、その期間はほぼ1日中自宅に軟禁状態となり、誰とも雑談ができず黙々と仕事をこなすというとても孤独な時間を過ごしていました。
ただ、土日は何人かで集まって他愛もない会話をしたり深夜に散歩したりとずっと1人というわけでもなかったのですが、「日常」の大部分を構成するのは仕事がある平日です。
その平日を孤独に過ごすのはやはりメンタル的に厳しいものがあり、「気晴らしに新しい楽曲でも開拓するか!」となった時に聞き始めたのがShinto!でした。
Shinto!の楽曲はAppleMusicにて6曲配信されています。
どれもこれもイントロがキャッチーでアップテンポなメロディ、楽し気な歌声と完全に僕好みな楽曲でした。おそらくアニオタ出身の人には刺さりやすい楽曲だと思います。
ハマり始めてからはしばらくずっとShinto!を聴いていたと思います。グループとしては神道がコンセプトなのにチャイナ感あるメロディがとても楽しい「ちゅうぶらりん」という楽曲が一番大好きです。
そんな僕が満を持してShinto!の参加したのが10月5日に開催された事務所主催ライブでした。
満を持したくせに仕事の都合で遅刻入場し、最後の1,2曲しか聴くことができなかったのですが、「この曲聴いたことある!」とめちゃくちゃミーハーな気持ちになっていたのが懐かしいです。好きな楽曲をメンバーさんが目の前でパフォーマンスしてもらえるのってやっぱりすごく楽しいですね。
そして最後のMCにてそのことについて触れていたのですが、僕はすっかりと忘れていました。約3週間後の10月24日にグループの解散ライブがあるということを。
今までは楽曲にしか興味がなくグループに対してはそうでもなかったため意識から抜け落ちていましたが、いざグループを好きになってくると解散という2文字は途端に重く存在感を増してくるものですね。
ただ、全然推せていなかったこともあり自分がどうこうよりも、楽しそうにフリコピして踊っていた人を思い出した時の「もう少しでこの人の好きなものが終わってしまうんだな...」の方が辛いものがありました。
そんなこんなで迎えた解散ライブ当日。この日はお昼に再び事務所主催ライブ、夜に解散ライブという日程でした。
公式の名称では「完結公演」と銘打っています。「解散」ではなく「完結」と表現するのってすごく素敵ですよね。
こちらの完結公演、前日まで「そこまで推してなかったしお昼だけで十分じゃないかな?」と思ったりしていたのですが、お昼の対バンを見てめちゃくちゃ楽しかったので思わず当日券で入場しました。
グループの曲数はあまり多くないためセトリ自体はお昼とあまり変化はなかったのですが、完結ライブとのことで声は出せないとはいえ盛り上がりは段違いでした。
個人的にとても印象に残ったのがライブの幕間MCにてそれぞれのメンバーが読み上げた「Shinto!への手紙」でした。
このツイートの4枚目がメンバーの縁まゆりちゃんからのお手紙なのですが、その中でも僕が一番心を打たれたのがこの部分でした。
僕がまだShinto!を知らなかった時の話らしく、一度メンバーが減った時に残った2人でグループを守っていこうと決めたのに守り切ってあげられなくてごめんねという気持ちが込められたメッセージです。
「この子にとってこのグループはとても大切なものだったのだな」と想像することは容易であり、あまり事情を知らない僕が今日の完結ライブの重大性をようやく理解した瞬間でもありました。
このように、最後まで推しメンがグループに対する愛情を大きく持ち続けていてくれるなんてファン冥利に尽きるだろうなぁと羨ましさすら感じました。
そして非常に名残惜しくはありますが、ライブは最後の曲に差し掛かりました。
名残惜しいのはメンバー達ももちろん同じ様で、
「もう終わっちゃうね」
「嫌だ...」
「じゃあ(歌うの)やめちゃう?」
「............」
といったやりとりがステージ上では行われました。
文字で書くと分かり辛いですが、悲し気な雰囲気な中での会話であったことは言うまでもないです。
このような台本には絶対にない等身大のグダグダ感こそがライブの真骨頂でもあり本当に胸を打たれました。
そして、アンコールも含めて最後まで最高の盛り上がりのうちにShinto!の完結ライブは幕を閉じました。
前述にこのような記述をしていた通り、「グループ」にハマるのが遅すぎたこともあり、僕はメンバーの誰とも対面しないまま完結ライブを終えました。
僕がShinto!に出会った...というか初めて知ったのは...
今さら初めましてをすると余計に名残惜しくなってしまうと感じたためです。
それでもしばらくはShinto!ロスが続いていました。触れた時間がどんなに短くあろうとも、楽しい空間が終わりを迎えてしまう瞬間というのは喪失感があり、やはり引きずってしまうものですね。
「グループの終わり」でこんなに悲しくなったのも初めての経験でした。
Shinto!、短い間でしたが大変お世話になりました。色んな事が続くこの時代に最高に楽しい時間をありがとうございました。
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「5日目」の記事はこれにておしまいです。
もう「8日目」を迎えてしまうのになかなか追い付けない......。手を抜こうとしてもがっつり書いてしまうので時間がかかってしまいますが、楽しいことにはやはり変わりないです。
積んでいる記事の内容を考えながら明日もお仕事頑張ります!
今日も1日お疲れ様です。おやすみなさい!
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