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2020年4月にオーブンレンジを2日間かけて選んで買い替えた話(ヘルシオ or ビストロ)

皆さんは今つかってるオーブンレンジをいつ買いましたか?

私は、はじめての一人暮らしで買ったものを15年近くつかっていました。2年前ぐらいにレンジ機能が壊れたけど使い続けていました。けど、もうさすがに買い替え時。オーブンレンジを新しく購入しようと思ってAmazonにアクセスしたところ、こうなりました。

「何これめちゃくちゃ多い。どうやって選ぶの?」

本当に。メーカーごとに、SHARPのヘルシオ、Panasonicのビストロなどの上位機種があり、そしてベーシックモデル、簡易モデル。上位モデルは過熱水蒸気による調理までできて、ベーシックモデルもセンサーに差がある。値段も1万円で買えるものから、20万近くするものまで、「これどうやって選ぶの?!」となりました。時代が違うし、15年前と同じ商品をみてると思えない。まじびびった。

で、いろいろ選んで私は

を買ったのですが、どうやって選んだのかを書いていこうと思います。オーブンレンジ選びの基準になればと思います。

メーカーから考える

ものづくりというのは、同じものをつくってもコンセプトによって大きく方向性が変わります。もちろん全部のせも予算を無視すると可能でしょうが、開発資源、商品に転嫁できる金額という上限があり、「最低限の機能は抑えた上で特化型機能をつける」というようになっています。

調べたり、メーカ資料を読んだところ、こんな感じでした。

◯ SHARP

圧倒的な「ウォーターオーブン ヘルシオ」。300度を越える蒸気と低酸素によって焼いたり加熱したりすることができる「新しい調理機材」です。なので、そういう調理方法をしたい方にはよさそう。毎回庫内の水分を拭いたり、定期的にクエン酸で水タンクを清掃する必要があるけど、代わりに「ヘルシオに変えただけダイエット」「茹で野菜よりおいしい超蒸し野菜」「栄養素を失わない」みたいな体験を手にいれることができます。業務用のスチームコンベクションオーブンの代替にも。

一般的なオーブンレンジ機能もついてますが、それだけを考えると割高。本質的には、過熱水蒸気料理機材。上級者向け。

◯ Panasonic

ブランド名は「ビストロ」です。もともとNationalを取り扱ってただけあって、そういう意味で王道のオーブンレンジです。ヘルシオと同様に過熱水蒸気調理を行うことはできますが、ヘルシオは最初から最後まで過熱水蒸気のみで調理できることに対して、ビストロは過熱水蒸気とヒーターを組み合わせるので、ヘルシオのように低酸素状態はつくれないため味の上限値は落ちます(ヘルシオに熱狂的なファンがいる所以ですね)。

代わりにヒーターが強くて焼き料理には向いてるのと、温度管理に優れていて、自動調理には強いです。最新機種は、片栗粉をいれたとろみの管理をしてくれるとか意味がわからないレベルの自動調理管理機能があります。時短を行いたい中級者向けですね。

TOSHIBA

ブランド名は「石窯ドーム」です。これは圧倒的高火力ですね。なんと、350度!!しかも石窯ドームのような形状によって熱対流が起きます!!

ただ、350度って難しいんですよね。普通に肉や魚を焼く時の温度が200度ぐらいでしょうか。高くて300度。350度って何に使えるかと思うと、本当「石窯」なのでピザとかなんですよね。

◯ HITACHI

ブランド名は「ヘルシーシェフ」です。庫内の掃除がしやすい。ヘルシオもビストロも中位機種ぐらいだと、ヒーター(熱源)がむき出しになっているものが多いです。隠そうと思うと仕切りが熱の放射を阻害して温度があがりにくいからですね。しかしHITACHIは中位機種でもヒーターはむき出しになっていない!!

メーカーを見比べた感想

まぁ、書いてる感じをみればわかると思いますが、私が最後まで悩んでたのは、SHARP「ヘルシオ」かPanaconic「ビストロ」でした。機種の候補まで複数あげて悩んでたので。言い換えると、上級者向けか、中級者向けかですね。

TOSHIBA「石窯ドーム」の高温は魅力的だったのですが、ピザやパンを焼かないことから除外。パンを焼くのが趣味という人は、石窯ドーム一択かなと思います。HITACHI「ヘルシーシェフ」はメンテしやすいことで当初候補にいれてたのですが、オーブン利用時の温度不足(魚とか焼きたい。パン焼くのに16分とかはちょっと生活リズム上許容できない)で、結構最初の段階で除外しました。

食生活から考える

次に考えたのは、SHARP「ヘルシオ」の過熱水蒸気調理は低酸素状態をつくりだすことによっておいしく料理がつくれる。「じゃあ、何がおいしくつくれるか」でした。この機能をつかったら、掃除大変なので時短なんてどうでもいいんです。何がおいしくなるか。

ヘルシー?ジャンクフードがおいしいのは油と塩分がうまいのであって、ヘルシーは味とのトレードオフだ!という信念でいろいろ調べると、味単体ではオーブン焼き・蒸し焼きレシピがおいしく仕上がる感じなんですよね。それこそ、業務用のスチームコンベクションオーブンレベルなので、そこらの飲食店にいって食べるよりおいしく!

ただ、よくよく考えると、私の料理って基本和食で、魚料理中心なんです。しかも刺身とか火を通さないもの。もしくは低温でゆっくり火を通すものとか、ひたすら灰汁をすくい続ける鍋料理とか。

日々の利用レベルでいうと、掃除の大変さがあるヘルシオよりも、センサー機能が充実しててオート調理ができ、また焦げ目をつけたいような料理(グラタンや焼き魚)に向いてるビストロに軍配があがりました。

ちなみに、軍配があがったあとも未練あり続けたのですが、友人がヘルシオを持ってるので

「ヘルシオの過熱水蒸気でどんな料理をつくる?」

と2人に聞いたところ

「最初やったけど掃除大変だから使わなくなった」
「そんな機能使ったことない」

と返事をもらい、納得しました。よしPanasonicだビストロだ!!

Panasonic機種を見比べる

大富豪ではないので、「とりあえず一番高いやつで」ということはできません。カタログをもらってきて、見比べました。

まず、現行の最上位機種(NE-BS2600)と私が購入した上から2番目の機種(NE-BS1600)の違いです。

・ 無線LANとスマホに対応してるかどうか

なくていいです・・・。レシピが追加できるとかもちろんメリットはあるのですが、その機能に5万円は払えません・・・。コミュニケーション機能やユーザ間の相談もできるらしいので「この食材余ってるんだけどいいレシピないかな」みたいなことをしたい人にとってはスマホ機能に価値があるのかも。

続いて、2番目(NE-BS1600)と3番目の機種(NE-BS906)の違い。

最上位機種からここまでは機能はほぼ同等なのですが、付属品の有無とあとユーザインターフェイスが異なります。具体的には、2番目の機種はタッチパネルであることに対して、3番目の機種はダイヤルであたための設定やレシピを呼び出さないといけません。

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ちょっとこれはハードルが高い。本当それ以外はスペックは同じで、現行でAmazonでみるとこちらにすると1万円ぐらい安いです。でも1万円なら使いやすそうなユーザインターフェイスがいいなということで、この3つの中なら、2番目のNE-BS1600を選ぶことに決めました。

予算から考える

当初予算は3万円あたりを考えていました。いやだってオーブンレンジが10万円を越えるなんて考えてなかったんですもの・・・。差額7万。1万円のコース料理を7回食べるほどの差は果たしてあるか。そもそもオーブンレンジの機能があれば十分なのではないか。

ということで、3万円近くの候補もみつけています。こちらです。ビストロのブランド名こそ入っていないものの、なんと2.7万円!!

おそらくほとんどのご家庭においては、十分なスペックだと思います。うちも、もう2年電子レンジ使えない環境だったわけで、15年前のをつかってたわけで、おそらくこれで十分でした。具体的には3回ぐらいAmazonのカートにいれて、決定ボタンを何回も押しかけた。めっちゃ押しかけた。

なのですが、私は特に趣味らしい趣味が料理ぐらいしかないので、いろいろな機能つかってみたいとか、高火力があればいいなとか、まぁ欲に負けました。あと、ほら。人類の技術の進歩って見てみたいじゃないですか。

ということで、明日、パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1600が届きます。楽しみ!

こいつです。

オーブン料理にもいろいろ挑戦していきたいと思います。

それでは、また。

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