行く道を深めることで足ることを知る

「転んだってくじけない！何度でも立ち上がって全身あるのみ！」
なんか素敵な言葉ですね。
転んでも立ち上がった瞬間走り続けられるのは、周りの大人がつまずいた原因を取り除いてくれる【護られている若者】の特権です。
大人になったらそうは行かない。
つまずいて転んだのなら、何につまずいたのか原因を見極める。
放置すると、後から歩んでくる後輩たちの障壁になるんではなかろうか？
っていうか、いまワタシがまた転ぶんじゃね？
自分の力でその障壁を取り払えるんだろうか？
つーか、ここ歩いていい道？

考えてから行動しないとまた転ぶよね。
後に続く後輩たちも根こそぎ転ぶよね。
人より先に、人より上にって思ってる人は、つまずいた時に、
「後から来るアイツらもつまずくに違いない」とか期待して放置してくやつもいるよね。

自分が成長したいと思ってても、成長した時点での自己満足で足りる人は居ない。それを評価してもらって初めて満足する。評価の欲求というものは誰でも持っていること。
転んだその場所にある小石を見つけて取り除いて、案内板に【小石が転がってるから注意しようね】って立てとけば、後輩たちも尊敬感謝するんじゃない？

知識を深めるのと、新しいことを知るのは別物。
自分はこれを知らなかったって言うことを知るのが成長の糧。
隣通しの鉢植え、こっちが枯れて、こっちが生き生きしてる。ということは？日光、風通しの条件が同じなら、土が違うのか、あぁそういえばあの時、勢いがついてこっちの鉢植えに肥料を多めにやっちゃった。もしかしたら、肥料が多すぎたのが原因かも。
これがいい、あれがいいと様々な情報が行き交う昨今、果たしてその情報は、今の私に追加して成長を成すものであろうか？

やたら時間の長いテレビＣＭで、歌舞伎役者さんが葉っぱをすりつぶした健康飲料を常飲し、やっぱりこれが健康に一番いい。とひたすら誉める。
いまもやってんのかな？
テレビを見る人は、その瞬間を見て、あの飲料を摂取しさえすれば健康になれると思い込む。
アレなんかの法律に引っ掛からんのだろうか？
あの職業の人は、日常的にお稽古、発声練習をなさってる。朝も早くから横隔膜を刺激して、内臓の蠕動運動を促してからのお食事。
蠕動運動から胃の運動に繋がって、胃酸が分泌される。さらに小腸が反応して栄養分を吸収し、その先の大腸がはんのうして水分を体内に吸収する。これでやっと栄養分が体内を巡る。
朝、目が覚めて、さぁ栄養をとサプリやら何やら取り込んでも、起きていない臓器の中を素通りして終わり。
栄養満点のうんこをつくるだけ。

栄養を吸収するには、循環させるための水分補給が必要で、体内水分量を維持するためには、適度な運動付加が必要で、運動にはカロリーが必要なので、栄養摂取は必須。
さて、卵が先か、鶏が先か？
悩む必要は全く無くて、どこがスタートだとしても、それを維持継続することで、循環が生まれるわけですよ。
栄養ドリンク飲んだからとダラダラ過ごせば、吸収しやすい糖分だけ体内に取り込んで、肥満か糖尿病にしかならない。

今の自分の生活スタイルを分析する。
朝がゆっくりな人ならば、無理して朝食を摂らなくても問題なし。食事を１日３回に限定しなくても、１日に必要なカロリーを、胃に負担をかけない分量摂取できるスケジュールを組む。
『２０時以降は食べない！』って言ってる人が、２２時は就寝したり、逆に午前５時まで働いてたらバランスが悪い。

情報に合わせて生活すれば、いつかは整合性が保てなくなる。自分の生活に合わせて、活用可能な変化を取り入れるってやらないと、体こわしますよ？