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感想:Adobe CC道場 #298 ユーザビリティテストの難しさ

Adobe CC道場 #298を拝見したのでメモ
カンファレンス行きたいな。

「お金をかけずに、社内でセルフユーザビリティテストをやろう!」的なお話でした。詳しいことは上記の動画にありますが、ダイジェスト版のメモです。

▼ユーザビリティテスト実施のポイント

1:社内の廊下とかでパッとすれ違った人に、いきなりテストしてもらう。
誰でも使えることが大切! ペルソナを限定しない

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。という本に「宮本さんの肩越しの視線。」というくだりがありました。任天堂のゲームクリエイター宮本茂さんは、なんにも知らない人を突然捕まえてきて、「これやってみ」とコントローラーを渡し、何も言わずに後ろから眺めて、「あ、ここがわからないんだな」「ここの仕掛けは気づかないで進んでしまったな」などを観察していたのだそうです。

任天堂のゲームは、年代問わず遊べるものを目指していると思うので、ターゲットユーザー自体も広いのかもしれませんが、「パッと連れてきた人の様子を観察する」ことが、ユーザビリティテストの真髄なのだろうなあと思いました。

ペルソナに該当する人物に試してもらったこと&社内でお願いしたことがあるが、ユーザビリティに関する気づきの内容は共通していた。
事業について詳しい人は、ビジネスサイドでの意見がでてくるため、それはそれで気づきがありました。

2:使う人の意見を聞くこと&かなり早い段階で、試しに使ってもらってテストすることが大切&頻繁にたくさんの人に触ってもらうことが大切

ユーザーテストは出来ないことをリリース前に見つけるためにやるもの。
出来ないことが見つかったら、ラッキー! 見つけてくれてありがとう! な心構えで行うとハッピー。

3:モデレーターの力量が大切。クローズドクエッションにならないように注意。

「この部分わかりましたか?」のように聞いてしまうと「はい」「いいえ」のどちらかの答えに誘導してしまうので、「気になるところはないですか?」的なオープンクエッションを心がけると良いそうです。

これ、とっても苦手。

4:スケジュールにユーザーテストを組み込むことが大切
ユーザビリティテストに興味がある人の集まりでも、半数の人がユーザビリティテストを実施したことがない。
PM次第、予算に組み込まれているなどの課題がある。

目標が、KPI達成のためにスケジュール通りに公開することに置かれていると難しい。確度の高そうな即効性のある施策を優先すると、ユーザビリティの改善に一貫性が無くなりそう。
実際そんな余力はないぞ……的な日々が続いている。

▼番組内質疑応答

Q:一言もの申さないと気が済まない人を連れてきてしまったら?
A:ユーザビリティテストは、使うところを観察し「使えないんだな〜」ということを見るもの。目的(ゴール)を伝えて、自由に操作してもらう。事前のシナリオ通りに進まなくてもそんなもの。
ご意見はあくまでもご意見として扱う。

ご意見に引っ張られないように注意しよう。

Q:ビデオをとる感じですか?
A:撮れるならとっておくといいよね。上司に見せたりできる。
以前はアイトラッキング等(設備費は30〜40万ほど)も流行ってたけど、スマホサイトでできるかというと微妙?

以前ユーザビリティテストを行った際は、操作しているところを後ろからビデオで撮影しつつ、スマホ側でも画面録画を行った。心の声を呟きまくるやばい人になってくださいとお願いするも、できる出来ないは個人差があった。

Q:テストを実施するデバイスは?
iPhoneでもAndroidでも一台あればOK。
iPhoneでつまずくならAndroidでもつまずく。

以前ユーザビリティテストを行った際、iPhone、Android一台ずつ用意して、その人の使いやすい端末を使ってもらった(入力画面が違うため)。場合によってはユーザーのスマホを使ってもらった……(ごめんなさい)。


▼放送内でオススメしていた本

▼参考リンク
UX DAYS TOKYO
Don't me make thinkとは

▼おまけ:見ながらとったメモ

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