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Pine Script™ (v5) の覚書 - 8 : UDTs(user-defined types)を使ってみる (1)

typeを使うと、int型やfloat型などの複数の変数をひとまとめにした複合型を定義できる。

Pineのobjectについて

例えば、チャート上のある時点の価格について考える場合、X軸上の座標である時間とY軸上の座標である価格を一組のデータとして扱えると便利だ。こうした場合にtypeを使って、ユーザ定義の新しい型を定義できる。

type xy_coordinate
    int x
    float y

定義した型をnew()することでxy_coordinate型のobjectが生成される。このあたりはline.new()/label.new()/box.new()と変わらない。
違いがあるとすれば、まだ、typeしか定義していないため、methodが存在しないことぐらい。

point=xy_coordinate.new(time,open)

xとyがひとまとめになった変数pointの各フィールドへはドット記法でアクセスする。

//参照する場合
xPoint = point.x//(int型)
yPoint = point.y//(float型)

//代入する場合
point.x:=time_close
point.y:=close

続く


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