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弱小球団のスラッガーとは?

ペナントレースも佳境に入ってきました。セ・リーグは、もうジャイアンツの圧勝ムード。パ・リーグは、ホークスとマリーンズの一騎打ちとなりそうですが、他球団ものし上がる可能性がゼロではない状況。新型コロナウイルス対策のため短いシリーズになったので、かえって圧縮された緊張感があります。

RCご贔屓のファイターズは、選手は頑張っているものの、勝ちに結びつかず、苦しんでいるところ。ネット中継で観戦していても、見ていてつらい気分になってしまいます。

ジャイアンツから移籍した大田選手は、波はあるものの、チームの主力として活躍しています。今期は打率がよく、ホームラン数はいま一つで、スラッガータイプと思っていたファンは、なんか違う感じをもっているかもしれませんね。でも、チームの勝利を何よりも大切にする大田選手ならではの結果だと、納得しています。

ファイターズのスラッガーといえば、中田選手です。彼も、ここ数年思うような結果が出ず、苦しんでいます。今期は2冠を狙えるかというところで、足踏みしています。このところは、中田選手が打てばチームが勝ち、打てなければ勝てない、というループにはまり込んでいて、心身ともに疲労もたまっていることと思います。

「弱小球団」と言ってしまうと、2016年には日本一に輝き、新球場構想も進んでいるファイターズに失礼になるかもしれませんが、現状として、結果が出ていない、チーム事情から大型補強もできない球団ということは間違いなく、今この瞬間は「弱小球団」と考えても間違いではないでしょう。

でも、こうした球団には、えてして優秀な選手がいるものです。タイトルも獲るくらいのスラッガーが、「優勝したい」とFAで強い球団に移籍することは珍しいことではありません。緊張感のある、優勝争いの中に自身がいることは、選手として至上の喜びなのかもしれません。

でも、次第に心技体の衰えが進み、大型補強を繰り返す強大球団の中で、難しい立場になっていく選手も後を絶ちません。現役にこだわり、BCリーグでプレーを続けた選手もいます。最終的には、選手でなくともコーチとしてプロ野球に戻れる自信があるからこそ、できることかもしれませんが。

中田選手は、ファイターズでプレーする道を選んでいます。大田選手はどうするのでしょうか。RCとしては、国内FAで移籍するより、かねてからの夢であるメジャーリーグを目指してほしいと願っています。それまでは、「弱小球団のスラッガー」、いや、「ファイターズを優勝させた選手」として、輝いてほしいと思います。

RC

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