保健体育教師の「はじめての教員免許更新」
2020〜2021年は教員免許の更新期間です。備忘録を兼ねてはじめての教員免許更新についての体験記を書き残します。
制度をおさらい
ざっくりまとめると…
●取得から10年ごとに更新が必要
●必修6時間、選択必修6時間、選択18時間の計30時間の受講が必要
●猶予は2年間(9〜10年目の間で行う)
30時間って、おい!
とツッコミたくなります。丸々5日間…
暇だと思われてるんですかね
うっかり失効しちゃう気持ちわかる
このようなニュースを毎年見ますが、気持ちわかります。僕の場合も、どこからも通知が来ませんでした。自分自身で免許状の有効期限を確認しておかないと、絶対忘れます。
さらに個人的に落とし穴だと思うのが、免許状に書かれている有効期限が「平成」表記なところ。平成34年って、令和で言うと…となります。
いや、普通に西暦で書いて欲しい
さらにさらに困るのが、ほとんどの更新講習は申し込みが4月〜5月に集中しており、申し込み開始直後に定員に達することも稀ではありません。
午前中授業で、昼休みに覗いた時には満員に達していて、希望の講習を取れないなんて話もザラにあります。
申し込み期間がかなり限定的なため、それを逃すとアウトです。結構シビア。各大学によって期間もバラバラなので、年度始めにリサーチしておかねばなりません。
教師にとって最も多忙な時期である年度始めに…
コロナ禍での更新講習
更新講習は大きく分けて大学で講習を受けるか、インターネット受講するかの二択ですが、コロナ禍ということもあり、動画視聴→レポートor試験を郵送の流れが増えています。本来ならインターネット受講の場合でも最後の筆記テストは指定された日時に大学など会場に行く必要がありましたが、すべて自宅で完結する講座も多く見つけることが出来ました。多くが夏休みに実施されるのですが、部活の予定など詰まっているため、これは助かりました。自分のペースで進めることが出来るのは良いですね
1年目〜必修・選択必修〜
去年は先に必修と選択必修を終わらせてしまおうと考え探したのですが、コロナで多くの大学が開催中止となりました。免許更新期限の延長措置もあったのですが、逆にコロナで時間に余裕があったので、早めに終わらせたいと思い、色々探してみると、以下の通信講座を見つけました。
ネット上の動画(2〜30分)を見る
↓
小テストを受け、合格する
↓
これを5〜6回繰り返す
↓
期限内にすべての動画視聴および小テスト合格
↓
修了試験を受け、郵送する
↓
合格点に達していれば単位認定
こんな流れでした。必修1科目と選択必修1科目の計2科目12時間分の講習を受けました。
動画はオンライン授業のようにスライドが映し出されていましたが、僕は通勤や移動中にイヤホンでラジオ感覚で聴いてました。小テストもそんなに難しくないし、満点になるまで何回でも受けれるので心配いりません笑
最後の修了テストも小テストの延長で難しくないし、確認したければ講義資料はいつでも閲覧可能なので大丈夫です。5〜10問程度で選択式でした。
そんな感じで、あまり負担なく、自分のペースで必修と選択必修はクリアしました。
2年目〜選択科目〜
18時間分の選択科目ですが、多くの場合6時間ものを3つ履修するか、丸々3日間かけて18時間分の講習や実技を受けるのが一般的なようです。
実はこの選択科目、別に専門科目ではないので、選択科目の区分の講習ならどれを取っても構いません。つまり、保健体育教師でも数学や国語の講習を取ることができ、単位認定されます。なんていい加減な制度…
しかし、ここは一応保健体育関係の講習を受けたいと思い、なるべくオンラインと郵送で完結するものを探し、埼玉大学の講習を3つ受講することにしました。
受講期間は6〜8月。約300分×3講義分の動画を視聴しました。最後はレポート試験。講義内容を踏まえて自身の意見を述べよ的な問題もあれば、結構具体的な、講義を聞いてないと答えられないようなレポートもありました。
しかも試験期間になると講義動画は観れなくなります。これはシビアすぎませんか…正直自信のない問題もあり、これで不合格とかなったらどうしようとやや不安になりながらも、レポートを郵送して一応終了し、あとは結果を待つのみ。
そんなこんなで2年かけて、合計30時間、約3万円をかけて免許更新をします!この制度、次の10年後の更新までに無くならないかな…笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?