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Roger 短歌集

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私が #今日の短歌 で詠んだ短歌集です。
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2022年12月の記事一覧

今日の短歌「母の愛」

腹巻きを しろとうるさき 母の声 溢れる愛と 今では思ふ 訳:「腹巻きをしなさい!」子どもの…

Roger
1年前
22

今日の短歌「夜明け」

街の朝 大晦日の 目覚め前 未だ静かに 帯びる湿り気 訳:都会にも大晦日がやってきた。辺りは…

Roger
1年前
16

RiJ短歌「祭りの最中」

RiJ 楽しき時は 過ぎ行くも 未だ祭りの 最中なりけり 訳:RTAinJapanの祭りが始まり、人々は…

Roger
1年前
6

今日の短歌「お年玉」

我が姪に あげる年玉 あと二回 嬉しくもあり 寂しくもあり 訳:成人すると卒業になるお年玉。…

Roger
1年前
11

今日の短歌「冬至の夜」

冬至の夜 廊下を歩く 君の影 開けた障子に そよぐ柚子の香 訳:長い冬至の夜、廊下を歩く君の…

Roger
1年前
11

今日の短歌「後ろ髪」

日も暮れて 人混みの中 君の声 振り返りても ゐるはずもなし 訳:日も暮れて辺りが暗くなり始…

Roger
1年前
9

今日の短歌「凍える窓」

冬の闇 窓も凍える 寒さでも 有り難き哉 我が家の心地 訳:冬の深夜は窓も凍えそうなぐらいの寒さだ。外はそんなに寒いのに、我が家の暖かさ、家族の温もりはとても有り難い。

今日の短歌「休日に思う」

休日は ジャズを聴いて 珈琲を 飲みては思ふ 昔居た街 訳:休日には、朝からJazzを聴いて珈琲…

Roger
1年前
13

今日の短歌「冬の眼光」

厳冬の 真夜中独り 目を覚まし 雪ぞ降るかと 虚空を睨む 訳:厳しい寒さがやってきた。ふと夜…

Roger
1年前
8

今日の短歌「帰り道」

帰り道 遠き我が家の 子らの声 微かに聞こえ 今走り出す 訳:仕事が終わり、暗い帰り道をとぼ…

Roger
1年前
12

今日の短歌「優しい雨」

天仰ぎ 氷雨優しく 伝ふ頬 溢る涙を 覆ひ隠さん 訳:堪えきれない涙が溢れ、私は思わず天を仰…

Roger
1年前
9

マイクラ短歌「半月」

夜も更けて 昇る半月 物悲し 音も立てずに 陸目指しつゝ 訳:マイクラの世界に夜が来た。静謐…

Roger
1年前
4

今日の短歌「カレンダー」

あと一枚 息絶え絶えの カレンダー 巻き癖ついた 次の走者へ 訳:今年のカレンダーもあと一枚…

Roger
1年前
11

今日の短歌「寒太郎」

一陣の 寒風起きて 凍てる耳 囁くやうに 冬でござんす 訳:めっきり寒くなった今日、強い寒風が私の身体をすり抜けた。氷のように冷たくなった私の耳に「冬でござんす」と北風小僧の寒太郎が囁いて通り過ぎた。