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ニューヨークの麻雀事情

みなさん、こんにちは。今回は海外の麻雀事情ということで、私が住んでいたニューヨーク(以下NY)について書いてみたいと思います。 私がNYに住んでいたのは2015-2017年でした。当時は天鳳も9段まで行き、もしかしたら天鳳位になれるのかも。。。とよくある勘違いをしていた頃です。赴任当初は喜んで美術館や観光名所巡りをしていましたが、それにも飽きるとフリー雀荘がないNYは私にとって退屈な街でした。 スタバでの天鳳にもいい加減飽きてきた私が、麻雀するサークルでもないかな。。。と

    • 月下の麻雀打ち② 地下アイドルの何切る

      ”木島先生、これって何切ればいいんですか?” 終電前の忙しかった時間帯が過ぎ、深夜のちょっと落ち着いたタイミングで緒方緑子が聞いてきた。彼女は20歳の売れてないアイドルで、その業界ではもう見切りをつける年齢らしく今では麻雀プロを目指している。 ”その先生っての止めてくれない?” ”だって木島くん、先生っぽいんだもん”と言いながら彼女が差し出した紙にはこんな牌姿が書かれていた。 東1局原点 西家  ”ドラは北です” ”これ何巡目なの?” ”えっ、そうですね~、じゃあ7巡目で”

      • 月下の麻雀打ち① 海底牌

        麻雀打ち同士の間には、それが例えフリー雀荘というそれなりの金額をやり取りするゲームにおいても、何となく連帯感があるものだ。 自分と同じものを好きな人はその人自身のことも好きになりやすい、というのは他の趣味でも見られる傾向だと思うが、麻雀の場合はそれが比較的強いのかもしれない。この趣味が家族や恋人に理解されにくい為、麻雀打ち同士には共犯者的な共感があるのだろうか。 しかし木島涼介は麻雀打ちでありながら、大多数の麻雀打ちのことが嫌いだった。 涼介が大多数の麻雀打ちを嫌うのは

        • 都内のマーチャオ各店を格付け

          こんにちは。私はTwitterのプロフィールにも書いていますが、フリーだとマーチャオ(四麻、ピン)に行くことが多いです。今回は都内のマーチャオに関して1.客層(マナー)2.客レベル(強さ)3.スタッフさんの接客レベル 4.設備の観点から5段階で格付けしてみました(5が一番良い、1が一番悪い)。ちなみに客レベルは後見したわけではないので、ヌルイだまの頻度、押し引きの精度、牌こぼしの頻度などで判断しています。 池袋 客層   4 打ち慣れててマナー良い人多い。 客レベル 2

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        ニューヨークの麻雀事情

          トッププロのけもの道

          嫁の父親は日展のとある部門で10回以上入選経験があり、その道ではそれなりに有名な人らしい。今年の日展でも入選し、上京した際に食事をする機会があったので、前々から思っていた疑問をぶつけてみた。 今でも上達していると感じますか?と。 嫁の父親の回答は”うーん、どうやろな。色々試しているけど、上手くなっているかどうかは分からない。”というものだった。 私は、なるほどこれがトップレベルの考え方なのか、と腑に落ちるところがあった。最近はAI、統計解析、コンピュータ等の進化により将

          トッププロのけもの道

          Mリーガーは麻雀の勉強をすべきなのか

          こんにちは。最近久しぶりにMリーグを見た際に、改めてMリーガーや実況・解説の方は最新の麻雀戦術をちゃんと勉強してないなと感じることがありました。正直今までは”麻雀プロってサラリーマンと違って麻雀に専念できる羨ましい立場なのになんで勉強しないの?天鳳民の方がよっぽど勉強してるわ”っていう不満があったのですが、そもそも麻雀プロの時間の使い方として、麻雀の勉強ばかりに時間を使うのが最適ではないのかもな、ということに思い至りましたのでその辺りを書いてみたいと思います。 まず麻雀とよ

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          天才より秀才が勝ちやすい世の中

          こんにちは。 この記事では(麻雀に限らずですが)最近の世の中の傾向として、天才より秀才が勝ちやすく(やりやすく)なっている気がするので、その背景について書いてみたいと思います。 まず、この記事における天才・秀才の定義ですが、天才:(ゲームなどの)攻略法を自分で発見できる人、秀才:攻略法は自分で発見できないが、それを教えてもらえれば理解や吸収はできる人、とします。 麻雀において、科学する麻雀が出版されるまでは、攻略法というのは自分で発見するしかありませんでした。それ以前に

          天才より秀才が勝ちやすい世の中