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成長を望むなら習慣化という思考停止状態を打ち破れ

習慣化というと何かいい感じのプラスの言葉に聞こえますよね。

例えばランニング、blog、日記、料理(自炊)、読書などなど。

なかなか続きにくいことを何かしらの目的のために定期的な頻度で続けたいものがあるときに
「〇〇を習慣化させたい」などと言った経験が、これを読んでいるみなさんにも一度はあるのではないのでしょうか。

続かなかったものを続けられるようになる、つまり習慣化するということに大きな成長や価値はあると思います。

しかし、習慣化したことのその先を考えてみたことがありますか?


そして今、習慣化しているものに深く目を向けたことがありますか?


習慣化していることを通して、今よりもっと成長したいと思いませんか?



自分は習慣化した先に意識的でも無意識的でもいいのですが、そこに変化がなければ思考停止状態に陥って現状維持はできるものの前には進めないと思っています。

いや、その現状維持もいずれはできなくなってしまうと考えています。


習慣化というものを、「何かができるようになること」と捉えているところから、こう考えているのかもしれません。


要するに、「習慣化したこと=もう既にできること」であり、ただ盲目的に繰り返しても成長は止まるということです。


この記事を読んでいる方は、おそらく知っていると思いますが、自分は筋トレを習慣化させています。

もう10年以上も大きな怪我をしたり、体調を崩したりしない限りは、筋トレを週2回以上必ずやっていますし、昨年の10月からは約210日の間、連続で毎日部位を変えながらトレーニングを続けています。

こうやって筋トレを続けてきて、気がついたことがあります。

それは先ほど書いたように、習慣化した後にあるのは、間違いなく成長ですが、やがて思考停止状態からの現状維持に陥るということなのです。

自分ができていないものを習慣化していく過程と習慣化してから暫くの間はそこに成長があってそれを大きく実感します。

特に筋トレはそれが顕著かもしれません。


しかし、ただ続けていくだけでは、気づいたら何も変わらないまま同じことを繰り返して現状維持だけをしている自分がいるのです。

もちろん現状維持が悪いということを言いたいわけではありません。


ただ世の中の多くのことは変化していきます。


そう考えると現状維持という状態に安心していると、

気がついた時には大きく後退していたということもあるのではないでしょうか。


例えば、歯みがきなんかは生活の中で習慣化している代表的なものです。


歯みがきに成長なんてないと思っているかもしれませんが、小さい頃にはちゃんとした歯みがきなんてできなかったはずです。


でも、だんだんと大きくなるにつれて、歯のみがきかたも上手くなってきたはずですし、それでむし歯が予防できているなら、歯をみがくという行為を始めた時よりは、幾分かは成長していると言えるのではないでしょうか。


ちなみに歯みがきも最初から習慣化しているわけではなくて、おそらく親に毎日みがくことを言われたり、歯みがきをしないとむし歯になるという知識を得たりしながら習慣化したものです。

そして、歯みがきでむし歯にならないということは、むし歯になっていない状態の現状維持とも言えるのではないと思います。

では、歯みがきが現状維持だとしても、後退なんかないでしょうと思う人がいると思います。

しかし、はたしてそうでしょうか?


年齢を重ねていき、唾液の分泌量が減ればむし歯になりやすくなることもあるだろうし、食生活が変わることで例えば歯肉の状態が悪くなるかもしれない。

そうすると、もしかしたら今までの歯みがきでは口内環境が悪くなってしまう可能性だってあります。

そこで、歯みがきを何も考えずに今まで通りにただ続けるという行為が、むし歯や歯周病を引き起こしてしまえば、現状維持ではなく後退したとも言えるのではないでしょうか。


なので、そこから抜け出すためには、効果的なブラッシングについて学んだり、マウスウォッシュを取り入れたり、フロスしてみたりと変化を加えていくことが必要となるかもしれません。

これらが習慣化して口内環境がよくなれば、歯みがきにともなう成長があったとも言えると思います。


ま、これは極端すぎる例ですかね。


では、筋トレで考えてみましょう。
筋トレの性質から考えると、特に分かりやすいことなのですが筋トレはずっと同じ負荷で行っていくだけでは、やがて成長しなくなります。


なぜなら、その負荷に身体の筋肉が慣れてしまうからです。

例えば腕立て伏せが1回もできない人は、10回を目指してやっていくうちに3回、5回とできるようになり、ついに10回を達成したとします。そこには大きな成長があるでしょう。


しかし、その後もできるようになった10回をひたすら続けるだけでは、いつか成長しなくなるのです。

さて、ここで思考停止しないためにさらに成長していくために、どんな変化を加えることができるでしょうか。


回数を増やすのか、セット数を増やすのか、足を台に乗せてやるのか、手の幅を狭めてナロープッシュアップにするのか、何かしらの変化を加えることで、またそこに大きな成長が望めます。

しかし、変化と言っても自分を楽にする変化ではありません。


今までできなかったことができるようになり慣れたことで、そのこと自体が以前より楽になっているからこそ、むしろ新たな負荷を加えるというような意味での変化です。

これは筋トレに限らないことでもあると思っています。

今以上に成長したいと思えば、習慣化しているものに変化を加えていく、つまり自分に新たな負荷を作っていく。


それを続けることがだんだんと当たり前になる、つまりその負荷がある中でやることが習慣化する。
そうなった時、以前より成長していると言えるのではないかと思います。


筋トレに関しては続けることで現状維持はしやすいですが、そのものを習慣化させることが難しく、さらに周りの変化や自分の状態に左右されるので習慣化が崩れやすいと思っています。
(体調不良や多忙でできないなど)


さて習慣化させた「読書」や「料理」なんかの良いところは、多くの場合で毎回に変化があることですね。

読む本や作るメニューは変わりますからね。

さらに言えば、読書も料理も同じジャンルよりも様々なジャンルに手を出したり、難しいものに挑戦したりするというような変化がもたらす効果は想像しやすいと思います。



自分の習慣化していることにさらに目を向けて成長していきたいなと思ったので、このような視点で言語化してみました。


あくまで自分自身の経験から考えたことなので、当てはまらない人もいるかもしれないし、そもそも成長なんてこと考えずに楽しいからやっていると思う人もいると思いますがそんな考え方もあるのだなと思っていただけたらなと思います。


もう終わりになりますが、なぜこんなことを考えたかというと緊急事態宣言でジムにいけず、自分は自宅での筋トレを続けています。

この自宅での筋トレが習慣化してきたと言えます。しかし、ここに現状維持感や思考停止感が否めないのです。

だからこそ新たな変化を加えるチャンスだと思って、一つ前の記事でパワーラックをDIYするという妄想の記事を書きました。

変化が負荷を生み出して、現状維持をつまり思考停止状態を打ち破って成長を生む。


そこに自覚して、まずは妄想から始める。


妄想が変化と成長を生み出す。


このことは、やっぱり他のことにも繋がるのではないかって思います。

とりあえず、自分が描いた妄想の実現に向けて少しずつでも行動していきたいと思います。


では、ここまで長文読んでくださり、ありがとうございました。

いつも読んでくださる方、スキをくださる方に感謝しています。

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