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PRE-PAI(AIオンデマンドプラットフォームの準備)の取り組み

PRE-PAI(Preparation of the AI-on-demand platform)とは、2022年1月~2023年7月、EGI(研究とイノベーションのために高度なコンピューティングとデータ分析サービスを提供するという使命のもとに団結したコンピューティングとストレージのリソースプロバイダーの連合体)が実施するAIオンデマンドプラットフォームの準備の取り組みであり、EU委員会のHorizen Europeから助成されているプロジェクトである。プロジェクトの種類は、政策と調整、ターゲットグループは、リサーチコミュニティである。

HPによれば、期待できる結果としては、(1)利害関係者グループの要件とニーズ、信頼性の要件、技術仕様に焦点を当てた、欧州で作られたAIを展開するためのロードマップ、(2)ステークホルダー(中小企業、行政、大企業)向けのAIリソースのギャップ分析、(3)法的側面、包括的ビジネス、ガバナンスモデルを含む、AIオンデマンド・プラットフォームの長期的持続可能性に関する提言である。

2023年6月には報告書がまとめられている。

Work Plan(以下、WP) 1~5があり、
WP1:(担当)フランフォーファー研究所:プロジェクトマネジメントと調整
WP2:(担当)Hub France IA:ステークホルダーとの協議とワークショップ
WP3:(担当)Siemens AG:信頼できるAI
WP4:(担当)University College Cork:長期戦略
WP5:(担当)DIGITAL SME:メカニズムと技術要件
となっている。詳細は、上記リンクから参照されたい。

このような産官学の連合体による取り組みは、わが国でも参考になるであろう。

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