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成長記録

今日今日とて働いた。結構忙しかった。その後はスタジオだった。明後日がライブだからね…。配信チケットもあるから本当に聴いてほしい。生でも聴きに来てほしいけど、こんなご時世だから、少しでも安全に、届いてほしいと思う。

スタジオに入る前、お散歩していた。月が綺麗だった。写真を撮ろうと思ったら何だか変な写真が撮れた。何か綺麗だからあり。

わたしの感性。すきなもの、そうでないものの話は、理屈や理論、人の評価は基本どうでも良い。後になって説明したがるくせはあるけれど、まずは無意識に惹かれるか、心に刺さるか、心を揺さぶってくるか、楽しくなるか。

すきな音楽や映画や絵画や洋服なんかは全部そんな感じ。

だけど声が良いなー、好きだなーっていうひとを真似したいとあまり思わなくて、わたしはわたしの声で歌いたい。わたしの歌声が好きだ。ナルシストで結構。

言葉もそう。

なんだかわたしがいままで大事にしてきたものはそのあたりだけだった気がしてとても怠慢だったと思い知った。

ギターの音、わたしの音って何なんだろうなと思った。アコースティックギターのテイラーちゃんは、RAYSAの音だと思っているけれど、エレキギターのわたしの音って未知オブ未知。3ピースになりたてほやほやなので、ギター頑張らないと、なう。

わたしのメロディーやわたしの言葉やわたしの歌声は、わたしの生き方だしわたしのものだという意識が強いのは、わたしが突き詰めて極めているからだと思う。ギター単体に向き合ったことは残念ながら皆無に等しい(最悪だよね)

エレキギターは高校生の時から弾いてるけど、ボーカルギターだったし、もう音楽家言うなって感じの、音作りのおの字もないくらいに残念な状態を放置していた。

思えば、学生時代熱狂的にハマったのはバンドだったけれど、フロントマン(4ピースの)に断トツで憧れていて、かっこいい理想!みたいなのはみーんなボーカルギターだった。ボーカルじゃなかったな、ギター弾きながら歌う人が正義だった。わたしの中のロックンロールスターはギターボーカル(4ピースの)。誰がなんと言おうとその人たちが大正義。謎に。だけどギターの音は、あくまでも彩りでわたしの中心ではなかった。本音。

ところがどっこい、わたしは3ピースのフロントマン(に突然なった)。残念ながらわたしの狭い狭い聴いてきた音楽の中で3ピースフロントマンの正義はいなかった。見習う近い立場の存在が、ロックンロールスターがいない。

すき の意識が全部 歌 歌詞 メロディー メインで生きてきた。ああやばい何も分からないけど、本当に何も分からないんだけど…このままのギターの音はまじですきじゃない。やだ。

3ピースでもはやバッキングだけでいいともいえるのに、ソロを弾きたいとかバッキングだけじゃ嫌だ!と思い込んだのはわたし自身だ。意地か?いや違う、やりたいからだ。弾きたいから弾きたいものを弾きたい音を出したいからだ。

人間窮地に立たされた時にどうなるか。わたしは火事場の馬鹿力には自信がある。

ええい、やってみるしかないっしょ。自分でも納得いっていなかったくせ、何をしたらいいかよく分からない状態エンドレス。から脱却すべく、一昨日スタジオに入り、何となくこんな感じ?と改良。

それでも発展途上なのはわかっているし、まだわたしの音は無いけれど。今日スタジオで、ギターの音を聴いて、わたしのすきな音(にちょっと近い。比較的近い。遠くはない)が出せたかもしれん!!と思った。自分を褒めた(激甘)

…まてよ、すきな音?あれ、わたしの心を揺さぶるギターの音って、ギターの旋律って、あったの?

あるやん。ばりっばりにあるじゃないか。誰がなんと言おうと、大正義がわたしにはあるじゃないか。

と、4ピースボーカルギターのロックンロールスターたちに強く憧れていたわたしに、ギターの音に対する憧れ、正義がちゃんとあることに気が付いた。心揺さぶるわたしの大正義の音が、あるじゃないか。可能性。わたしのギターはもっとかっこよくなる気がする。もっとそれに早く気付くべきだったのは火事場の馬鹿力のひとあるある。

でも楽しかった。コードじゃないものを弾いている瞬間。めちゃくちゃ楽しかった。

でも歌いながら踏み変えるとかは大変だから焦っている。

やりたいか、やりたくないか、すきか、すきじゃないか。それでわたしは生きている。

まだまだ全然発展途上だけど、わたしは全然納得いってないからもっと頑張る。わくわくしている。目指すべき目標は勿論、わたしの音。だけど、歌詞やメロディーは、元を辿れば憧れのおかげで出来上がったものたちなんだ。大好きで大正義のフロントマン、ギタリスト。ほんと、聴くと、観ると、脳内麻薬出る。

そんな大正義がどちらもあるのだった。どちらもまだまだ追いつけないけれど。こんな世界の片隅の歌うたいの言葉なんて見やしない。もっと輝かしい遠いところにいる人たちだから。ライブハウスの最前列真正面がいちばん近い。

あのフロントマンがしゃがんで投げたピックはわたしの胸に当たり、誰のものにもならなかったけれど、今持っていたら最高のお守りだよなあ。

わたしも、頑張りたいな。やっぱり。頑張ってみよう。

大正義はいつも心の中頭の中でずっと鳴り止まない。







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