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求人票の"必須要件"を見直して欲しい

企業が人材採用を目的に求人票を作成する際、求める人物像を明示するために"必須要件(あるいは「必須条件」「必須スキル」など)を記載しますが、候補者を無意識に遠ざけてしまっているケースが多いので、今一度見直していただきたいです。

例:
■必須要件
- 開発経験3年以上
- SaaSビジネス経験

見直し方はシンプルに、その条件以下の方は絶対に検討しないかどうか

「この経験がなくてマインドマッチしている人から応募があったら見送るかな?」「希望年収が提示よりも低かったら検討するかな?」と自問してみましょう。

多くの場合、●年以上は意味をなしていないことが多いです。開発経験2年11ヶ月でマインドがベストマッチの方を見送ることができる企業は、なかなかないのではないでしょうか。

また上記例の場合、意味合いとしては「かつ(&)」です。「開発経験3年以上&SaaSビジネス経験」という表記です。
しかし恐ろしいことに平気な顔をして「SaaSビジネスの経験はなくても大丈夫です」と言う企業担当者がいるので驚きます。

興味がある候補者は条件を満たしていなくても応募してくるから大丈夫?本来採用したい誠実な候補者こそ、こういう表記で応募を辞退しています。応募が殺到していて選考に困っているなら別ですが、採用難であればなおさら見直してみてはいかがでしょうか。


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