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私の外側の世界
コースの基本概念は神ありという一元性の世界であり、
神の存在と関係のないこの世界、自分の外側にあるもの、それは自分の肉体を含めて全て幻想(無)である。
その幻想は自分の動作も発言もであり、どれ一つ例外はない。
例外のない事が、コースのシンプルさを示す。
判断をする必要は全くない。
自分の言動を含めてすべて立体的な映画だと思っていれば良い。
しかも、忘れているだろうけど、これは再上映である。
真実に存在するのはそれらを見ている自分の心(霊、魂)だけであり、
自分が愛していると思っている相手の存在も、
涙して感動しているシーンも、
心をえぐられるような残虐な出来事も、
すべて自分の心にあるものが投影されたものであり、操られた映像でもあり、それは幻想であり、何の意味もない(ワーク・レッスン1)。
はるか昔にわたしたちの全一な心が書いた脚本にすぎない。
わたしたちは分裂した個々の心になり、それぞれ割り当てた個人として、それらの肉体と一体化し、まるで自分がコントロールして体験しているように見ている。
全ての出来事は、誰か個人の手柄でもないし、誰か個人の責任もない。
あえて言うなら全一なわたしたちの心が書いた脚本なので、責任を取り、消していく事ができるのはわたしたちだけなのだ。
これらの真理はこの世界が積極的に語る事ではないので、学校でも大人にも教えてもらえない。
何度も生まれ変わる中で、ある時期にならないと知ることはない。
それを受け入れられるなら準備ができているという証拠で、少々心に痛みが生じるかもしれないが、もう戻ることは考えにくいので、ぜひ、聖霊に助けてもらいながら進んで欲しい。
もし、受け入れる事が困難なら、恐れに握りつぶされぬよう、無理をせずこの肉眼で見る世界を楽しめば良い。
あなたにとってこの世界で本当の平安を得られるのは、この世界が幻想であり、何も残さず消えていく運命にあるという真実を知る時である。
すべては神々しい光に飲み込まれて消えていく出来事であり、あなたの至福な平安に満ちた心には、それらの出来事を味わう場所などない。
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