絵のステップアップ、『慣れ→飽き』によって進むんじゃないの~?説(自分メモ)
お絵描きジャンキー(依存患者)、猫嶋です。
いつまでたっても描けるものが増えない。
背景が描けないまま白背景キャラ棒立ち絵を量産してしまう。
手がなんか上手くならない…。
絵描きあるあるな悩み達ですが、
これってもしかして『慣れ→飽き』が成長のトリガーなんじゃないの〜?という備忘録記事です。
それではどーぞ。
なぜ『慣れ→飽き』なのか
シンプルに言うと、
慣れると、飽きてくる
→飽きたら、違うことがしたくなる
→いつもと違うことをする
→出来ることが増える
から。
絵描きに置き換えると、
「ずっと同じ構図やモチーフ(キャラなど)を描いていたら、そのうち慣れて、
飽きて違う絵が描きたくなる」、
というところでしょうか。
わかりやすいように、これを書いている猫嶋を例に出してみますね。
私はデジモンアドベンチャーの主人公、八神太一という少年に大変、大変心を奪われております。
そんな彼を、彼だけを5年間、ひたすら脇目も振らず描き続けた時期がありました。
枚数、3日にカラー絵1枚のペース。恐ろしい生産スピードです。
ゆえに、狂っていると言われればそれまでなんですが、
さすがに同じモチーフが5年も続けば、何かしらに「慣れて」、「飽き」が来ることは、誰でも想像できますよね。
……これです。
慣れ→飽きは『量産』の後に来るものである
なるほど!じゃあ量産するか!
となるのですが、
それを可能にするのは「簡単な作業の繰り返し」だと思うのです。
一回一回の「行為」が手間がかかり難しかったら、数をこなすことはハードルが高くなる。難しくなる。
一回一回が楽なら、繰り返すのも楽。
【 繰り返す(量産)→慣れてくる→ 飽きて他のことを試す → 成長 】
…つまりどういう事なんだってばよ。
次に続きます。
簡単な絵を数こなす
これです。(デデーン)
そのうちの1割に、課題をちょっと織り込むのがポイントです。
「今回の絵では、色塗りにトライしてみよう!」的なやつですね。
なぜかと言うと、
「描けないものが(圧倒的に)多い状態で無闇に同じような絵を繰り返すと、
描く行為が面白くない→じきに辞めてしまうから」
でしょうか。
自分で「描けてる描けてる!」「進んでる進んでる!」と成果(ガソリン)を定期的に注入して、
絵描きという「絵を生産する機械」が動きを止めないようにする。
例えば、
キャラ棒立ちの白背景絵しか描けない場合。
季節の小物(うきわ)をキャラの横に置いてみる(キャラ以外を描く)
食べ物を持たせてみる(ポーズを付ける)
手を振らせてみる(動きを付ける)
背中の見える絵を描いてみる(違う角度で描く)
などなど。
毎回少しづつ、「ちょっと頑張れば出来る」ことを織り込む。
それを繰り返すと、毎回「今回はこれに挑戦できた!」「上手く描けなかったから、次回はもうちょっと上手く描く!」
という次回へのガソリンが入る。
自分の絵への肯定感が上がって、
自分の絵がまだ好きになれなくても、道中を楽しむことが出来る。頑張っている自分を好きになれる。
好きになると、自分自身を応援できる。
おまけに、飽きが来ずとも毎回ちょっとずつ、数ミリずつ絵が成長する。
…しかしここで落とし穴がある。
「頑張って描く」を繰り返すと、
「頑張って描くことが上手くなってしまう」のだ。
わーおびっくり。
「頑張って描く」と、「頑張って絵を描く」のが上手くなる
これのソースは猫嶋です。
毎日繰り返していることが上手くなる。
だから、身の丈に合わない頑張りは決してしてはいけない。
絵のレベルは階段のように地道な道のりで、足の長さ以上の段数は一気に登れないでしょ?
無理に登ると、足の筋肉を痛めてしまう。
それを続けると身体が壊れてしまう。そんなかんじ。
身の丈に合っていない絵を描き続けると、
「身の丈に合っていない絵を描く行為が上手くなる」。
…と思いきや、身体とか心が壊れます。
こんなんで毎週、毎月、毎年絵を描き続けられるわけが無い。
この次はもうお分かりでありましょう。
「簡単に描ける絵」を量産して、「簡単に絵を描く」のを上手くなる
ちょっと訳分からん文章になってきましたが、繰り返したことが上手くなるの法則です。
(今作ったけど、300%もう世界のどっか頭良い人が名前つけてる)
ここで全体をまとめてみると、こう。
【 簡単に描ける絵 】
を(課題をおりまぜて)繰り返す(量産)
↓
描き慣れる(=上手くなる)
↓
(モチーフや構図など何かしらに)描き飽きてくる
↓
違うものを描きたくなる
(※課題を毎回クリアしてきたおかげで、描けるものの幅が幾らか増えている)
↓
描いたことのないものにチャレンジできる
↓
上手くなって、ステップアップする
こうしてステップアップを繰り返していけば、いずれ描きたいものはなんでも描けるようになる。はいおわり。
これもソースは猫嶋です。
(※しかし、ここでスランプ中の猫嶋が問いかけました。
『いやいや、そもそも描きたいもんが無いんだが』と。
その場合は、圧倒的に「材料」が不足していますね。
インプットをし蹴散らかしましょう。
長くなりそうな上に流れから逸れるので、別の記事にまとめる予定。)
さて、今回も頭のなかのものを纏めました。
人も気持ちよく読めるように書いていますが、毎度のように備忘録です。
(人に読ませる文章=明瞭で振り返りやすい文章)
身の丈にあった、無理のないステップアップをコツコツ続けていこうー。
絵描きは、ロングロングラン、だからね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?