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日常を楽しみながら災害に備える

日本国の存亡を揺るがす巨大災害が近づいている
 2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震:M9.0ほか)は、最大震度7、国土の半分を揺らし、沿岸部を巨大津波が襲い、原子力発電所の爆発事故を引き起こしました。
 2024年1月1日に発生した能登半島地震では、1分間で4mも土地が隆起する現実を目の当たりにしました。

 京都大学の鎌田浩毅名誉教授は、日本列島が千年ぶりの地殻変動の時代を迎え、日本中どこでも地震が起こりやすい状況にあると指摘され、2030年代には、M9クラスの西日本大震災(=南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海・日向灘))の発生を予測。太平洋沿岸に巨大津波、特に震源に近い静岡県や高知県では数分で30m超の津波が襲うことが確実視されていることから、まずは自分が(勉強して)生き延びること、いざ、災害が発生したら、率先避難者となり周りを(結果的に)助けることを訴えています。

 また、東京首都圏は、3つのプレート(太平洋・フィリピン海・北アメリカ)、19の活断層、南関東ガス田の直上に耐震耐火性能が不十分な建物が密集。災害発生時の建物崩壊や延焼は確実、火災旋風も懸念されます。
 さらに、20の活火山が噴火スタンバイ状態にあり、南海トラフ巨大地震の揺れが富士山噴火を誘発し、降灰が首都機能を麻痺させる危険性も指摘されています。

 全国各地から救援が入った東日本や能登でも、電気や水道などのインフラ復旧に月単位の時間を要しています。数千万人が被災する巨大災害が発生したとき、すぐに助けに来ることは物理的に困難です。
 まずは、自身で災害を学び、災害に備える(自助)ことが必要です。
 できれば、地域の支えあい(共助)体制にも、協力したいところです。

 日本には、多くの火山があり、地震が発生します。
 しかし、火山のおかげで、豊かな土壌と水に恵まれ、植物や動物・魚が育ち、雄大な眺めを堪能し、温泉で癒されることができます。
 自然と共に生きる、日常を楽しみながら、災害を意識して学び、備えることが必要だと思い、活動を始めることとしました。

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