#100 モードファッションの面白さ

今日は「モード」について。

服にある程度興味を持つと、何らかのタイミングで耳にする「モードなファッション」「モード系ファッション」ですが、

そもそも「モード」はフランス語で「mode」、つまり「流行」とか「最新」を意味する単語でそれ自身もファッション要素があるようで文脈ではmode=最新の服っていうような印象です。


モード系ファッションといえば白黒というような印象を持つ方もいるとは思いますがここでは、違いますよとだけ。


そんな多くのモードと言われる服を作るデザイナーズブランド、メゾンブランドは数多くあるわけですが、大事なのはメッセージ性。

みなさんが持っているプリントTにはよく英字で何かしら書いてあると思いますが、ようはそれ。

テキストではなく、体で表す(一部プリントTでコンセプト出すブランドもあるけど。。。)のが奥ゆかしいところ。

Dior 2022AWでは、ウクライナ、キーウのアーティストを採用し、平和を祈りました。


情報が錯綜し、自分の意見が誰かの意見のコピペになりつつある中、Maison Margielaは、物事の本質とは何か問うコレクションを。

そんな社会問題に相対するようなブランドや、デザイナーの根源をなす音楽・映画などのカルチャーに焦点を当てるブランドも多いのです。

高橋盾率いるUndercoverは、毎シーズン映画作品とコラボしていますし、

KIDILLやギャルソンでもブリティッシュパンクの流れを組む力強い服が提案されています。


映画好きならUNDERCOVERは一度コレクションを、できれば動画で見て欲しいなと思います。

音楽が好きなら、KIDILLやギャルソンのようなブランド、ロックが好きならThe SoloistやYohjiといったブランドはそのような潮流があったりします。

そういったところから見た時、音楽とはまた異なる服ならではの表現に出会えるのではないかなと思います。

HIP HOPなどのストリートの文脈からOFF WHITEに興味を持ったりするのも面白いと思います。特にヴァージル最後のコレクションでは、そういったストリートのビッグシルエットに終止符を打つかのように綺麗なドレスが発表されたことも記憶に新しく、そういった文脈の変化、ストーリーを見ていくのもモードを追っていく楽しみです。

そんなモードのバックグラウンドを知って、いろんな服を見て、着て、自分らしさ溢れる人生を過ごして見てください。

ではでは〜

 

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