全裸の呼び声 -49- #ppslgr
レイヴンの声に安堵も慢心も存在しなかった。未知の神性とはべらぼうにめんどくさく、厄介で、ハタ迷惑なモノであり……いくら積まれても関わりたくない存在であったからだ。それが人間の信仰に紐付いたことがないとなれば、一層厄介なのも明白であった。
「本格的に結びつくのもマズい。それはわかってるよな?」
「それはもう、もちろん」
「もしかしてアレか?露出会の連中が狙ってるのも、ここのヌシとの和合っちゅうわけか?」
「十中八九、そうだ。産地が何処か知らんが、ここまで出来る代物を乗っ取れ