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マガジン:パルプスリンガーズまとめ

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超巨大自由売買商業施設”Note”を舞台に描くクリエイター達のとんちきうろんトラブル日常!
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2019年8月の記事一覧

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -2- #ppslgr

豊かな緑と言うのは、人の心をいやす物だ。基本的には。 だが、今小高い丘の上に立っている俺…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -3- #ppslgr

樹海の茂りから回転跳躍、殺人的な速度で襲い掛かってきた何者かを俺は自力で、A・Kはエルフの…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -4- #ppslgr

木々の葉が日光を遮り、樹海の中は一見穏やかな空間が続いているように認識できる。大型の猛獣…

ノートちゃんは施しの天使 #ppslgr

「ぼ、僕の書いた作品が、Noteの公式おススメになってる……!」 超巨大創作売買施設『Note』…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -6- #ppslgr

武器を構え戦闘態勢に移っていた俺達でさえ、その異様に一瞬硬直する。 木々をかき分け目の前…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -7- #ppslgr

マチェットとククリが鈍く光る刃の軌跡を描き、根元でもがれるように切り取られたコーン・ケル…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -8- #ppslgr

植生が、日本の山林のそれからまるで熱帯の密林の様に変化したのは俺達が探索を再開して間もなくのことだった。歩みを進めるほどにあたかもグラデーションめいて徐々に全く異なる環境の植生へと移り変わる様は、まじまじと観察するほどにこちらの現実感が損なわれる感覚であった。 「これ、もしかしてジャングルになってるヤツ?」 「その通りだな」 如何にもジャングル、といった印象を与える植生の中に自分達こそがこの環境のあるじだと言わんばかりに勢力を増しているのがやはり、トウモロコシの群生だ。

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -9- #ppslgr

「グゥワーッ!」 「A・K!」 飛来したコーン粒の一つが強かにA・Kのみぞおちに被弾!その間…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -10- #ppslgr

空想好きな人間なら、ゴーレムという存在を夢想した事は一度はあるのではないだろうか。 例え…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -11- #ppslgr

「ダーヴィ!来てくれたのか!?」 「そうとも兄弟、また随分と胡乱な事態に巻き込まれた物だ…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -14- #ppslgr

アグレッシブなコーン頭の虫にたかられたマッスルコアラの死骸は芽を出したコーンの苗の群れに…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -13- #ppslgr

冒涜的にうごめく樹海は異邦人を遠巻きに眺める閉鎖的村人が如くこちらとの距離を保っている。…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -15- #ppslgr

フレイルという名の凶器にも似た挙動で、勢いをつけてコーンの実がこちらに向かって振り下ろさ…

いざなうはワールド・コーン・ラビリンス -16- #ppslgr

「中はどうだ?」 「問題ない、コーンも岩山の中までは興味がないようだ」 王子の言葉通り、洞窟の暗がりに光を投げかけると照らし出されたのは何の変哲もない岩肌ばかりだ。この洞窟自体が一枚岩をくり抜いたような作りになっており、植物が根を張る余地はない。 「よし、ここで今日の所はキャンプだな」 「ふぃ~……ようやく休めるぜ」 どっかりと腰を下ろして一歩も歩けないアピールするA・Kを他所に自分も荷物を下ろすとキャンプ向けコンロをスマホのアプリケーションから選択して物質転換を行う。