佐藤 鴉

活字初心者。 本と、デザインと、音楽と、映画。

佐藤 鴉

活字初心者。 本と、デザインと、音楽と、映画。

最近の記事

たたかいをしよう。#13

地獄とはきっと、己の精神世界の具現化なんだと思う。 心の昼と夜みたいなものんで、24時間の僅かな間でさえ激しく動く感情。 その一瞬に感じた地獄や天国は、やっぱり一過性のものだと気づいた頃にはもう素直に何かを楽しむことなど容易ではなくなっていた。 だから僕は、そんな感情の渦に巻かれないように、たたかう。 細かいことを気にしていても、大雑把に生きていても、結局たどり着く答えが変わるときは信念が変わったときだけなのだから。 大抵は、得られる結果なんて始まるときから7割位の予

    • オムプリュスの似合う男。#12

      服と同じように価値観を着飾った男。 その価値観一つ一つが靴紐やヘアピンの役割を果たしていて、今は身の丈に合わなくても、いつかきっとそれが似合う男になりたいと思っている。 僕に流れる血そのものがブランドで、これは誰にも奪えやしないものだ。 血を誇り、傷の数だけ売れたと思えば良い。 整えることは全てじゃない。 顔も体も、〝美しくなること〟が〝美しくなることの本質〟じゃない気がしている。 頭の中を形作る考え方や癖そのものが、美しさであると信じている。 街の喧騒が静けさに変

      • 歓びはキャンバスの上に目一杯広げたらいい。#11

        備忘録君は別に天才じゃない。 僕だって最初から才能があったわけじゃない。 ただ、可能性のパズルピースをたくさんかき集めていただけなんだ、経験を賭して。 だから、天才に憧れているのだ。 彼らはなんだか、最初から特別な気がしていたから。 きっと彼らの中にも我々と同じ人だっているだろう。 彼らは心酔し、天才を自称し続け、歓びを表現し続けたから、あとから技術がついてきたんだ、たったそれだけの話だ。 僕達人間は、別に無から有を生み出せるほどの才能なんか宿してない。 天邪鬼

        • 爾今の僕。#10

          備忘録何かを続けることが意味を持つのだとしたら、それはきっと野心付きのものだろう。あるいは、成功。つまり結果だ。 世の中は刺激に溢れていて、常に新しいことを始められる。 しかしこの世界は実に退屈だ。 暇で溢れている。 この、刺激的な毎日が常に保証されている世界で。 そんな世界になってしまった。 一歩外に出れば、これまでに体験したことのない刺激で溢れているのに、あなたは今日も携帯を片手にベッドの上で生活をしているのだろう。 この6インチほどの小さな世界は、全てだ。この

        たたかいをしよう。#13

          独り言#9

          良いんだ別に、僕が僕自身を"他人とは違う"って思っていたいだけなんだよ。 それを邪魔する者もいるだろうけど、これはあくまで自分との戦いでしかないんだ。 誰かに左右されたくないとか、貴方に何がわかるとか、別にそういうんでもない。そういうことを言いたいんでもない。 ただね、僕は、僕という人間を "かっこいいという評価を受けていないといけない" と思っているし、いずれ器の広い人間にならなければいけないって、僕がそう思ってるだけなんだ。 僕が僕を鎖で繋いでるだけ。 他人と比べる

          部屋から一歩出れば、それは戦いのはじまり#8

          はしがき派手に生きている。 僕なんかに春は来ないと思っていたけれど。 今日ここに書き連ねていきたいことは、1ヶ月間の貧しい日常である。 夏という季節に負けず劣らず、派手に生きることができた。 ここ数年の中では、我ながらに快挙だ。 たまには人に言葉に耳を貸すのも悪くない。人の言葉で人生が好転することもあるのだと、痛いほど知ることができた。 自分の誕生日を迎える直前に前向きになることができた。 今日は派手に、艷やかに話をしていく。 芸事は、日常生活のクオリティと直結

          部屋から一歩出れば、それは戦いのはじまり#8

          生きるということは、繰り返すことである#7

          はしがき生活スタイルもずいぶんと変わってきて、すこしずつだが、歯車が動き出したような数日を過ごしている。 僕のように、なにかに夢見る人間は、基本的に刺激ジャンキーで、常に新しい刺激を求めていたりする。 そんな人生を変えるべく、現在試みているのが、習慣化というものだが、そんな平坦な毎日を生きていると気づくことがある。 ただの繰り返しの中から生じる小さな綻びだけが唯一の刺激だ。 つまり生きるということは、そういうことなのだ。 一つのものをぴかぴかに磨ける人なにかに長けて

          生きるということは、繰り返すことである#7

          創造と、罪滅ぼし#6

          はしがきぬるっと終わる、人間関係。 しれっと始まる、人間関係。 自分ではなにもないと思っていても、気づけば亀裂が入っていて、気付かぬ間になにかの押しつけをしていたり、なにかが相手の負担になっていたりする。 自分では、角を立てたつもりがない発言も、誰かをしれっと傷つけていたりする。 そんなことを痛感する数週間を過ごした。 人は言葉で怪我をする。実に興味深いが、注意深く心に留めて置かなければいけない「言葉遣い」。 僕は、アイデンティティとして言葉遣いや言葉選びを人一倍

          創造と、罪滅ぼし#6

          鳥か猫か、とにかく人間に飼われたい#5

          あらすじ酒と煙草を法律の範囲内で嗜む。 何故か、不思議なのは、一切の法律違反をしていないというのにそれでも尚必要以上に嫌悪感を抱かれてしまう点である。 人間の敵は、もはや事実上、この地球上では自然災害くらいなもので、動物の生存競争からは離脱していると考えていいだろう。 ただし、現代には敵が多すぎる。 人間として生きるには、あまりにも人間が天敵となりすぎている気がする。 ではいっそのこと、鳥か猫か、あるいは飼われている勝ち組動物として生きていきたい。 割とガチなんよな

          鳥か猫か、とにかく人間に飼われたい#5

          革命起こす、習慣化の重要性#4

          あらすじふと再生した動画で、習慣化することについて考えることがあった。 僕がこれまで挫折したり失敗してきたことの数々は、大抵継続力がなかったことに由来しているのは薄々気付いていた。 しかしこれまで、〝習慣の重要性〟について深く考えることはなかった。 〝学校〟というワードを聞いた時に、もしかしたら成功の鍵をすべて握っているのかもしれないと、ふと気付いてしまった。 学校で学んできたことの本質学校という場所の無意味さを話題とする時に、よく言われているのは 「数学は意味がな

          革命起こす、習慣化の重要性#4

          世界中に友だちができたよ#3

          はしがき中国、韓国、アメリカ、シンガポール、サウジアラビア、イスラエル、インド、カナダ、UAE、イギリス、マレーシア、オーストリア、ノルウェー、ミャンマー、エジプト、オーストラリア、ベルギー、フィリピン、タイ。 凄まじい数の国が出てきたな。 でもこれは実際に、僕の友達と言える人達が住んでいる国のリストである。 日本に住んでいても、これだけの人たちと仲良くすることはできるんだと、ここ数ヶ月強く感じた。 今年の僕の私生活は実に荒んでいた、と言ってもいいくらいだろう。あまりにも

          世界中に友だちができたよ#3

          ついに執筆活動を始める。#2

          はしがき僕はついに小説の執筆に手を染めた。 手を出したというより、なんというか、手を染めてしまった感覚だ。 悪いことをしたような感覚に近い。 自分にある才能は大してないが、知識でカバーできることであれば全力投球でやっていきたい。死物狂いってやつだろう。 全ては、明日の日銭を稼ぐために。 Assemble. 「今日の活動報告会」を習慣づけてみる。僕に今必要なことがなにかと考えた時に、これも自分が原因であることは明白だが、今の僕では、周りのことが何も見えなかった。 今の自

          ついに執筆活動を始める。#2

          人間は、想像以上に弱いというハナシ。#1

          はしがきあまりにも遊惰で、やりたい放題な一年を過ごした。 今どき、noteでわざわざ自分の感情を吐き出す若者など、どこを探してもいないだろう。Twitter、否、”X”や”Instagram”で事足りる。 現に、僕が過ごした直近一年半の中にもこのnoteは必要なかったのだから。 しかし、人間的成長がなかったかといえば、案外そうでもない。 無論、大きな成長ができたかといえば、答えは二つに一つである。 ああ、話したいことが沢山出てきたな。 でもそれはただ純粋に、言葉で取り繕う

          人間は、想像以上に弱いというハナシ。#1