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銀箔は古来日本絵画の歴史の中で親しまれている素材であるけど、箔の中でも酸化などで変色しやすい素材。その変化を見る側がどう捉えるかで美しくも醜くもなる

僕は物質の変化をよく「育つ」と表現する事がある。使い古した道具、や茶具などと一緒で見る人にとってそれがただ古臭く美しくない様にしか映らないのか、それとも時間を経て変容し風情を漂わせていると感じるかは人それぞれ

どちらが良いとか正しいではなく、何に価値を見出すかで同じモノも違う意味に見えてくる(ポジティブ思考とかでは無くて)

良くも悪くも物事は変化し続けるし、変わらない事が良いこともあれば変わる事に価値があることもある。さらに言えば、良い状態にし続けるために変えなければならない事もしばしば…

変質とは成長でもあり、崩壊でもある。

とまぁそんな風な事を作品を作りながら、眺めながら時間を置きながら考えています

そろそろ梅が咲き始める


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