【デッキ備忘録】大空洞ルギア
どうもラウスです。
デッキの検討過程を、メモのために残すようにしました。
最終完成形になっていないかもしれませんが、元々デッキというものは完成しないものです。
検討過程のギブ・アンド・テイクができれば幸いです。
今日のメモはこちら:
【大空洞ルギア】
このデッキでやりたいこと
イキリンコの採用
ルギアデッキの最強ムーブが
先2アッセンブルスターによるアーケオス2体出し
であることは疑う余地ありません
アーケオスが最低1体でも立てばギフトエネとか何とかでやりようが出てきますが、
立たないとゲームにすらならないです。
例えばアプローチとして:
ボールを増やしたり
ゼイユを増やしたり
ゼイユへのアクセスを容易にするためにネオラントを増やしたり
そもそも後攻を取ったり
などが考えられます。
が、アプローチとして、あるとないとでは格段に掘り下げ性能が違うのが
イキリンコexです。
先1の場合、ゼイユだけだと5枚しか掘り下げられないのが、
11枚掘り下げることが可能です。
また手札のアーケオスをトラッシュに送る回数が倍増します。
イキリンコ課題点の解決
イキリンコを採用すると出てくるデメリットが以下:
初手にリソースを捨てすぎてしまう
ベンチ圧迫
特に後者はアーケオス展開に響くので、デッキの根幹に直結する課題です。
ネオラントVに頼るシーンも多大にあるので何処かでは解決したい…
これを解決するカードが、
ゼロの大空洞です。
大空洞とルギアVstarの親和性
そしてルギアVstarに注目します
なんと、ワザ"ストームダイブ"で
自力で無理なくスタジアムを剥がすことが出来る!
なんならデザイナーズコンボなのでは?とも思える親和性があります。
アーケオスで圧縮してからギフトエネで引く関係上、
ルギアデッキの中盤以降の手札は手札のポケモンがかさばることが多いです
次のギフトエネで引きたいことも考慮すると、手札のポケモンを処理できる大空洞出し->トラッシュムーブは相性が良いです。
ルギアがいるシーンではアーケオスは居る前提なので、ベンチ押し出し役もそこそこ居そうなのも好相性。
すなわち本デッキでやりたいことは:
イキリンコexを利用して2ターン目のアッセルンブルスター再現度を上げる
大空洞を貼り、そのターンで剥がすことでイキリンコexやネオラントを盤面から退かす
となります。
デッキレシピ
デッキレシピ
採用カード解説
備忘録なので60枚の採用理由をしっかり書いていこうと思います。
・ルギアVライン 4-3
ゼロの大空洞を剥がす際にイキリンコexを退場させるには、多くのたねポケモンが必要です。
ルールを持たないポケモンが望ましいですが、ルギアVは進化することで手札の余ったVstarを処理できること(ギフトエネのため)、大抵ガチグマも居るので280あればベンチケアとして充分なこと、序盤の安定性もとても大事なことから4投入して良いと判断。
ルギアVstarは2でも良さそうな気がしますが、安定性から一旦3にしてます。
・チラチーノライン 3-2
wcs2024では2-2が主流で、なんなら1-1採用も居たラインの認識です。
本デッキのチラーミィには大空洞トラッシュの為のたねかさ増し要因という仕事があるので3にしてます。
チラチーノは3枚目が必要な際にはハマナのバックアップで対応。
・テツノカイナex 1
現在のルギアの攻めの要。2はやりすぎなので1。
・オーガポンいどのめんex 1
テラスタル要因
個人的にはあんまり活躍しないポケモン(他のポケモンで仕事が代用できる)の認識なのでテラパゴスexと選択だと思っているが、イージーウィンに寄与するのは間違いないので一旦採用
・テラパゴスex 1
テラスタル要因
サブプランとしてこれ以上ないくらい優秀なアタッカー。“この状況のルギアは殴れない”の裏を付くポケモン。
こいつが先2からワザが撃てるのであれば、最悪先2にアーケオス立てなくてよくなるので安定感が引き上がる。
火力はアーケオスいないと70くらいに収まりがちなのでゲームプランの見極めは非常に大切。使い方で強くも弱くもなる。
スタートしてもかなり強いポケモンなので2にしたい気持ち強め
・ガチグマアカツキex 1
前寄せで初ターンに手札をかなぐり捨てるデッキなので
詰めのシーンで必ず必要になってくるカード
・ネオラントV 1
ゼイユ->詰めと使いたいので2でもいいかも。
多い分には大空洞で落とせば良い気がします。
・イキリンコex 1
採用理由は冒頭で述べた通り
1000%絶対必須ではないのでサイド落ちは考慮せず1投
・ハイパーボール 4
ホントは8枚くらい入れたい
・キャプチャーアロマ 4
ふつう4のカードです。
好みによってはスーパーボールと選択される(個人的には好き)枠ですが、本デッキは初ターンは裏でもイキリンコを持ってくれば良いので4がよさそうと判断
・ネストボール 2
ルギアにおいて普通スーパーボールより優先されることはないカードです
このカードもイキリンコに繋がる上、中盤以降の腐らなさも言うまでもなく抜群のカードであり、なるべく採用しています。
ルギアVを減らしてこちらを増やしてもいいかも。未検討部分。
・スーパーボール 1
使用感を試している枠です。
入れ替え候補。ネスト以外の選択肢は後述。
・ゼイユ 3
前寄せルギアの華。
使用後の手札の細さはイキリンコでカバー。アーケオスさえ立ってしまえば得意の圧縮やギフトエネの効果でドロー力充分に。
4にしていたが3に減らし
・博士の研究 1
ルミナスサインに頼る際は場が充分じゃないことも多いので、
最強掘り下げカードが1枚は必要と感じて採用。
・ナンジャモ 1
前のめりと言っておいて弱気の1枚。
手札を捨てられないときや詰めのときなど、助けてもらうことも確かにあるので抜きづらいが
すべてを棄ててゼイユにしてもよさそう。
・ボスの指令 2
終盤の詰めに必須カード。
とくにチラチーノを控えめにした場合はルギアやガチグマがリーサルカードになることも多いので、ベンチのキチキギスexやイキリンコexを呼びたい。そのためのカードです。
3入れたいが、枠の関係で2にして1枠セレナに譲り。
・ハマナのバックアップ 1
前のめりデッキなのでカードが荒削りになりがち。そのためのバックアップカード。
回収したいカードは主に:
ポケモン->チラチーノ
エネ->なんでも
どうぐ->ありません
スタジアム->ゼロの大空洞
・セレナ 1
環境にロトムVとネオラントVが多いので、意外に使用機会のあるカードの認識。
ただし2枚以上出てくることは稀なので1枚のみ採用。
稀にこのカードに救われてアーケオスを捨てることがある…のは使ったことある人ならわかる筈。
・ジェットエネルギー 4
・ミストエネルギー 4
・ギフトエネルギー 4
どれも、少なくともダブルターボ3枚目よりは優先度高いので4投
・ダブルターボエネルギー 3
エネ16枚+ハマナのバックアップ構築です。
前寄せデッキでエネを序盤に大量に捨てるのでこの枚数を維持。
・レガシーエネルギー 1
このカードつっよ…
雑にチラチーノに付けても強いよね
採用したいカード
枠の関係で入ってないけど入れたいカードです。
・チラーミィ4枚目
・マナフィ
大空洞でexポケモンを押し出すためのカード。
マナフィかな…?
・ゼイユ4枚目
アグロに寄せ切る
回し方
意識すべきこと
一般的なルギアデッキとしてよく書かれてることも書きます。
・序盤はとにかく掘り下げる
“このカード落としても大丈夫かな…??”と不安になるシーンも多々ありますが、
多少のリソースは後の自分を信じてガンガン捨てていきましょう。
そのためのハマナのバックアップです。
・山のエネは必要分だけ付け、手札のエネは捨てる前に付ける。
このデッキは1枚のエネ扱いミスが雪崩式に後に響いていくので、基本ミスは許されないです。# 前の項と少し内容反してますが…その辺りのバランスがルギアデッキって感じですね
サイドプランから逆算し、そのターンでの必要最低限のエネを付けていくよう心がけましょう。アーケオスを狙われるケースも考慮必須です。
手札のエネは抱えていると基本捨ててしまうことになるので、貼れるときに貼るのがだいたい正しいです。
・2ターン目の大空洞をあまり信じない
アーケオスを出す前に、大空洞を信じるプレイをするのは大変危険です。
アーケオスを出すまでは、ベンチのポケモンを3枚に押さえておくのが基本です。
・アーケオス1枚立てプランを考慮する
特にテラパゴスが居ると、だいぶプランが広がってくると思います。
ガチグマ含めたサイドプランの計画を立て、行けそうなら躊躇いなくアーケオス1枚で戦っていきましょう。迷った場合は1枚で戦ったほうが良いケースが殆ど。
ただ、初手からテラパゴスを置けた場合は手貼りx2で殴れる(しかもジェットエネを介せば入れ替えも可能)ので、そのターンはアーケオス出しを保留する選択も考慮に入れる必要があります。
・レガシーエネを躊躇わない
これは諸説あると思いますが、いまはそう思ってるので書きます。
絶対ごっつあんプリファイを撃たないと勝てないわけではないので、チラチーノやルギアにも付けていって問題ない認識です。
レガシーエネの"取られるサイドが1枚減る"は戦局に大きく影響する要素だと思うので、なるべく1試合1回使っていきたい(=AceSpecの恩恵を受けていきたい)です。
ルギアを回してみた感想
D-Fのルギアはよく使ってたのですが、
現在のルギアは中々苦手意識があって使ってませんでした。
使ってみると
エネ付け先がとっっっっても難しい繊細なデッキで、サイド落ちやトラッシュ状況から最適解が毎回変わるのを痛感しました…
昔と比べると守りの動きが求められて、相手の動きを読む必要があるのが難しいですね。
ミスト・ギフト・レガシー・ダブルターボと、どのエネルギーも貼るタイミングが難しいです…
サーニーゴさんが“難しいから使わなかった”と仰るのも解るデッキです。
先行でぶん回った際はイージーウィンを狙えるデッキでもあるのですが、
使ってみると印象ぜんぜん違うデッキだな〜と感じました。
まとめ
大空洞を自分でトラッシュした際の爽快感が大変高いデッキです。
ルギアは間違いなくサイドレースの練習になるデッキだと思うので、強くなりたい人にもオススメです。
普通のルギアに飽きた、けどそこそこ強いルギアを使いたい…という人にオススメしたい大空洞ルギア
是非使ってみてください。
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