見出し画像

卑怯な会長

割引あり

私は、今まで生きてきて、こんな目に合う事もあるのか…
味わった事が無い、虚無感に襲われた。
怒りと、理不尽さと憤りと諦めで、ため息が出た。

この日、この集まりで町内会のもやもやを解消しようと
時間を取り参加したのに、私に残った感情は虚無感しかなかった。

町内会費の不明点に、ついて色々、質問をしている中
それは起きた。

私は、町内会費の使い道ついて、質問をするものの何一つ納得の行く話が聞けずにいた。その中でも一番気になった項目があった。

共同募金

共同募金とは?募金を町内会でしているという事?

「この、共同募金って何ですか?」

それは、赤い羽根の募金じゃない?と会長。

あー赤い鳥の羽のやつか

何人かの町民も、黙ってうなずいている。

でも、募金って、こんな感じ集めたらダメじゃなかったかな?
募金が町内会費の予算に組み込まれている?
ん?なんか、おかしくない?と思った

私は、「あの…募金って任意のはずですが、一律で住民から徴収しているという事ですか?」

会長は、当たり前の事を聞くな!という顔で「そうですね」と答える

私は、怒った口調で「金額も定額で毎回、強制という事ですか?それって、おかしくないですか?」

会長は「以前は個人の家を一件、一件、班長が回って募金を預かってました」
「それでは、大変なので、まとめて募金する事になったんです」

まわりの側近たちも、「大変なのよあれ、何日も掛かって~」
「現金だしね~」などと援護射撃する。

私は、落ち着いた口調で
「募金は、善意の気持ちで集まるもので、まとめて全員、強制で募金するって、おかしくないですか?」と言った。

会長は、「大した金額じゃないのよ、募金は自治会の方から指定された金額をまとめて募金させられる形になっているから」と。

私は心底あきれた、マジか…

こんなの募金じゃなくて、体のいい、カツアゲだろ!って思った。
募金の概念から外れている。

私は、募金は個人の気持ちで行うものだから、この集め方は、おかしいし、本来、個人の思想で自由に募金するしないは選択できないのは、おかしい!なので、このやり方に反対すると伝えた。

すると、「たいした金額じゃないの500円位だし」と全く話にならない。金額的な事を言いたいわけじゃない。

なぜ、任意の募金をすべての住人から徴収するのか?
そして定額なのか?
根本的におかしい事なのに、全然、伝わらない。


挙句の果てに、会長は「あなたは、少しのお金も募金したくないって事ですか?」と言ってきた。

まるで、ケチ扱い。

ここから先は

614字

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます