新・幻想小話
小言①
日光浴、考え事、うたた寝、新聞の連載執筆、一服
それ等が全て済む場所
座敷二間分程のやや広めの廊下だ
ほぼ私専用の卓
一日のうちで最も大半を過ごす
私は玄関を上がり
座敷を逸れて廊下が映し出される
私はいつものように両の袂に腕を組む
「どこの家の子どもだ?」

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