恋愛小説家 34

「パナマ・ゲイシャ」のアイス珈琲は、黒くなめらかな光沢を、露の汗をかきながら冷ややかにすましている

アイスだからか香りを感じない

ブラックに寂しさを覚え、ミルクを

そして違和感

それはガムを入れても最後まで拭いきれなかった

パナマ・ゲイシャ

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