【一節】男幽①
ここは幻想文学倶楽部
洒落た出窓から月夜をアテに
サーバーからビールなどはない
脚本家志望の大部屋俳優が一人
「昨日も出たんだぜ」
仮の店主は自動筆記
「誰も正体を知らない」
「でも映るんだテープに」
「吹き流しの手拭いに着流し姿」
「監督が妖術使いにいいってさ」

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