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アイドルマスターシャイニーカラーズのライブで奇声を発する方々へ

お疲れ様です。らずべりと申します。
ただのシャニマスのファンです。

283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」DAY1を終えて、少し思うことがあったので書き残します。

結論から申し上げますと、演者(声優)に対し奇声を上げる行為について、もう一度考えてほしいというものです。


1.「演者に対する奇声」とはなにか

演者がライブにてはじめの挨拶をする際に、"当該演者の順番になった瞬間"、演者の氏名(愛称)を配信に載るボリュームで発声することを想定しています。
楽曲に対するリアクション、パフォーマンス終了時の感嘆、演者からの問いかけを受けての発声等は想定していません。

2.何が問題か

シャニマスライブの挨拶(他コンテンツもそうかもしれません)において、演者は自己紹介をする前に演じるアイドルとしての心意気を語ります。
つまり、演者に順番が回ってきた瞬間、演者は「声優自身」ではなく「アイドルの出力装置」として舞台に立っていることになります。
このことを前提としたうえで、2つ問題点があると考えています。

1つ目は、「演者の進行の妨げとなる可能性がある」ことです。
アイドルによっては、演者のパーソナリティとアイドルのパーソナリティが乖離していることがあります。
演者からしたら「よし、これから『〇〇(アイドル名)』として喋るぞ!」とスイッチを入れたのにもかかわらず、自分の名前を呼ばれたらキャラクターと自己の混同が起こりいい迷惑です。
あと、単純に他人が話そうとしている時に話しかけるべきではないです。
もちろん彼女たちはプロですので、そんなものは全く意に介していないかもしれません。
その場合、外野の僕がこのような心配をするのは大きなお世話です。
ですが、世の中にはそういう心配性な観客がいるのだということを理解していただきたいです。

2つ目は、「アイドルへ抱く世界観の破壊」です。
僕は真剣にシャニマスのアイドルを応援しています。
ですから、アイドルは「当該ライブに対してどのような思いを抱いているのだろう」とワクワクした気持ちでライブ挨拶の際は臨んでおります。
そんな折、声優の氏名が大音量で客席から発せられるとどうでしょうか。
興醒めします。
あくまでライブの主役はアイドルマスターシャイニーカラーズのアイドルたちであり、演者ではないと考えています。
個人的な考え方で大変恐縮なのですが、アイドルとは演者と我々プロデューサー(ファン)が協力して醸成すべき偶像であり、そのバランスを破壊して欲しくないというお願いです。

前提部分で2つ問題点があると述べましたが、前提と関係なく懸念すべき点があります。
それは「他人の奇声は基本的に不快である」ということです。
実際に「シャニマスのライブは奇声が多いイメージがあるため行きにくい」という方がいらっしゃいます。
おいおいそれだとVOY@GERが来ても大声を出せないじゃないかとお思いでしょうが、その差は「発声理由」にあると考えています。
ビーチブレイバーやTimeless Shooting Starが来た際の大声について不快感が少ない理由は、①名曲あるいは予想だにしない楽曲がやってきたという理解できる名分があるため ②発声する人数が大勢の場合、奇声は歓声となるため 以上になります。
一方で演者への奇声については、発声する人数は極めて少数であり、その行動理由を瞬時に理解できる方は多くないと推測しています。
目立ちたいのか、好きな声優さんに認知してもらいたいのか、好きな声優さんへ応援の気持ちを届けたいのか、仲間うちで俺面白いことやってやったぜということをアピールしたいのか。
僕は演者へ奇声を発した経験がないため上記は想像になってしまいますが、このような動機は他者から理解を得にくい傾向にあると考えます。
故に、いわゆる歓声と比較した場合どうしても不快感が強くなってしまいます。

3.まとめ

だらだらと書きましたが、
・自分が周りに迷惑をかけているかもしれないということを自覚していますか?
・演者、アイドル、他観客へのリスペクトを持って行動していますか?
・自分が気持ちよくなりたいがために、TPOを弁えず奇声を上げていませんか?
ということを言いたいです。

もっと簡単に言えば、ここは女性声優のイベントではありません。
女性声優を真剣に応援していて、その気持ちを声に出して伝えたい気持ちは大いに理解できるのですが、それをする場はライブ会場ではなくファンレターや女性声優の個人イベントではないのでしょうか。
ライブ会場においては、演者が芸能人生を賭して演じているアイドルを応援することこそが、彼女たちに対する最大の敬意だと僕は考えます。

また、マナーを守れていない一部の観客によって、参加を敬遠する方がいるという事実につきまして、アイドルたちの魅力を十分に伝える機会(=ライブ現地)の損失がなされていることを非常に腹立たしく思っています。

もちろん、僕にあなたがたの行動を制限する権利はございませんので、「こういう考えを持っている人もいるんだな」とだけでも認識していただけると幸いです。

補足

今回述べた意見は「演者が"アイドルとして"舞台に立っている状況」のみを想定しています。
このことを十分に理解してください。
周囲への配慮をなされた上で、適切なタイミングであれば、演者に応援の気持ちを伝えることは大変素晴らしいことだと思います。
要するに空気読んでください。


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