見出し画像

ファイアーエムブレム 風花雪月

昨年夏から年を跨いでのレビューとなったファイアーエムブレム風花雪月ですが、時間が掛かったのは今作特有のゲーム性ゆえのもの。今回のレビューそこからお伝えします!

画像1

まず今作のストーリーですが、父と共に傭兵団に属していた主人公ベレト(ベレス)が盗賊に襲われている若造3人衆を助けたことからまさかの学校の先生に!?といったラノベ的展開から始まります。士官学校の教師となったベレトはクラスを受け持つこととなります。クラスは3つ存在し、この中から1クラスを選び担任の先生として、学園生活を進めていきます。どのクラスも非常に個性的で選ぶのに苦労しましたが、1周目はルーヴェンクラッセ、2周目はヒルシュクラッセ、3周目でアドラークラッセという順番でプレイしました。この3クラス制という今作の特徴により、note執筆までに時間がかかってしまいました…。しかしながらどのクラスを選んでも後半の展開がまったく変わってくるため、前半部分以外は飽きることなく遊ぶことができました。というのも、どのクラスを選択したとしても、前半部分のストーリーはほぼ共通のため、3周目は流石に見飽きてしまいました。
そしてストーリー後半で5年後と一気に時間が飛びますが、今作はここからが本番と言っていいでしょう。クラスは違えど同じ学び舎で過ごした仲間達と、それぞれの正義を抱えて戦争を行います。どの生徒もやられ台詞が悲痛で心を抉るものがあります。最高です。

画像2

FEシリーズと言えば、仲間の多さですが、今作も個性豊かなキャラクターが多く登場します。感心したのは、舞台設定上典型的な貴族キャラが何人か登場しますが、一見似たような性格ではではあるものの、実際にはそれぞれ異なった生い立ちを元に別々の"キャラクター"として仕上がっているところです。個人的に一番好きな男キャラはクロードで、女キャラはリシテアちゃんです。

画像3

また今作での自分のツボが、育成システムでした。
基本的に教師として日々の学園生活を送っていく中で、生徒達またはベレト自身を育成。月末を迎えるとメインクエストが開始といった流れ。毎週行う授業にて、各生徒に個別で指導を行うことで、特定のスキルレベル(剣・槍・斧・白黒魔法など)を上げることができます。また今作においても、クラスチェンジは健在で、上位クラスを見据えながら効率よく個別指導を行うのは非常に楽しかったです。

画像4

FEシリーズは紋章の謎・覚醒・if・echoesと遊びましたが、完成度が一番高く感じたのは今作でした。システムも新鮮で、ストーリーも面白く、キャラクターも個性的、どこをとっても高水準で、自信を持って人に薦めることができるSRPGでしょう。初めてFEシリーズを遊ぶとしても今作からで良いしょう!FEシリーズが久しぶりのコンシューマで、これだけの作品が出てきたこと自体が大変うれしいです。次回作も期待してます!DLCもそのうちやります!ソノウチネ…。

画像5