見出し画像

あつまれ どうぶつの森

皆様いかがお過ごしでしょうか。外出自粛等で中々ストレスの貯まる日々が続いていませんか?どうにかして外に出て動きたい…、友達とお喋りをしたい…とは思いつつもこんな状況では難しいですよね。

でも現実では無理だけどゲームなら…?

そんな中今回レビューするのは任天堂から発売された「あつまれ どうぶつの森」。もはやSNSでスクリーンショットを見ない日は無いというくらい流行っているこのゲームですが、このレビューを書いてる時点で発売からちょうど2ヵ月くらいとなります。自分もまだまだ毎日遊んでいますが、こんなに継続して遊んでいるとは思いませんでした。
ではこれまでのシリーズと何が違うのか、どこにハマっているのかを整理しながら今作を紹介したいと思います。

【内容】
・これまでのシリーズとの主な違い
・1か月以上も毎日遊んでいる理由
・今後の期待

画像2

スタート早々にはシリーズ当初からのファンにはたまらない演出も。

・これまでのシリーズとの主な違い

土木・河川事業家具の屋外配置が可能となった。
家具のDIYが可能となった。
とたけけ誘致までの実質的なチュートリアル

まず今作においての大きな変更点として挙げられるのは、島全体のレイアウトが可能となった点でしょう。これまで家具は基本的に室内にしか置くことができませんでした。しかし今作では屋外にも家具を配置することができるようになったため、一気に遊びの幅が広がりました。設置範囲の拡大に伴い、家具の種類も増えましたが屋外で映える家具が増えた印象です。今作では新しい家具を入手したときの喜びがこれまでより大きくなりました。どこに置くか、何と組み合わせるか…選択肢は無限大です。

画像1

家具は海岸にも置くことができます。

また前作同様、川に橋を架けることはことは今作でももちろんできます。また橋だけではなく、崖の上で坂道や階段を設置することができます。さらにより理想の島へと近づけるための手段として、今作では、川を埋め立てたりなど、土木・河川事業が可能となりました。これにより地形すらも自分の思うままです。1マス単位で水場を増やせるため、地形でドット絵を描き、村のシンボルとすることだって可能です。

画像3

橋を架ければ住民総出でセレモニー。スクショが映えます。

上記2点の追加要素により、オリジナリティを強く表現することができるようになりました。誰一人として他の人と同じ島になることは無いため、他人の島への興味がより湧くようになりました。できることは同じであるはずのなのに、島の魅せ方が人それぞれ本当に違うため、友人の島に遊びに行くことがこれまでの作品より非常に楽しいです。さらに他の島を見ることは自分にとっても良い参考にもなりますし、刺激にもなるため改造意欲が駆り立てられます。まさか自分も社会人になり、友達同士で「お前の島めっちゃええな!」「相当自信あるから俺の島のビーチを見ろ。」などどうぶつの森というゲームでキャッキャはしゃげるとは思いませんでした。まるで小学生のように通信プレイを楽しんでいます。

画像4

通信プレイは最大8人までできます。(二人しかいないけど…)

続いて今作では家具のDIYができるようになりました。
DIYを行うにはまずレシピを入手する必要があります。入手方法はランダムで飛んでくる風船や、海岸に流れ着いたボトルメール、住人から教えてもらうなど様々な方法があります。
またDIYには材料が必要ですが、材料として使えるものとしては下記のものとなります。
・雑草(今作からアイテムとして取得可能)
・木材(木を斧で叩くと出現)
・石材(石を斧で叩くと出現 鉄鉱石や粘土なども)
・フルーツ
・貝
・ゴミ(釣り竿で入手可能 タイヤ・長靴・空き缶)

このDIYシステムの何が良いか。
これまで雑草はアイテムとして利用価値はまったくありませんでした。またフルーツも栽培後は売却アイテムとしての用途が主で、食べることもできましたが、特段効果はありませんでした。ところが今作のDIYシステムにより、何も役割のなかった雑草や、金策以外ではほぼ無意味だったフルーツが今作はDIYの素材としての意味が生まれます。例えとして雑草やフルーツを挙げましたが、今作は貝やゴミすらも貴重な資源として無視することができなくなってきます。またレシピの種類は相当数あるようで、新レシピ入手時のワクワク感はプレイ2か月目にしても未だに衰えません。むしろかせきや、ベルすらもDIYの材料となることがあり、まだまだこのゲームには驚かされます。

画像6

まだ見ぬレシピのため、日頃から材料をストックしておくのが重要です。

そして3つ目ですが、元々どうぶつの森というゲームはゲームスタートすぐにたぬきちから様々なおつかいを頼まれるチュートリアルが存在します。

画像5

狡猾狸ことたぬきち。巧妙な手口で借金を被せてきます。

これまでのシリーズでは、住民とのコミュニケーション、掲示板の書き方、郵便の出し方、木の植え方などを簡単に教えた上で借金を背負わせ村に放流・その後は自由なスローライフといった流れでした。しかし今作ではチュートリアル前にスタート早々借金をおっかぶさせ、その後たぬきちがやるべきことが指示してくれます。それはたぬき商店を作るための材料回収であったり、博物館建設のための魚・虫提供であったり、住民を呼び込むためのDIYであったりと様々です。ここまではこれまでのシリーズ同様ですが、指示をこなしていく内にたぬきちから明確な目標が掲げられます。

その目標とは、とたけけの誘致です。

画像7

一人だけ裸の彼こそ、どうぶつの森界の"雄"

これまで最終的な目標など無く、「はいどうぞ」と言わんばかりに村にほっぽり出されるのがこれまでのどうぶつの森でした。このことが悪いわけではありませんが、何をしたらいいかわからないという意見も理解できます。それが今作ではとたけけという最終目標が設定され、そのために何をしたらよいかをたぬきちから教わるというフローは、どうぶつの森シリーズ初心者でも安心して遊ぶことのできる道しるべとなっていて、とても遊びやすくて良いと思いました。実際にとたけけを呼ぶとスタッフロールが流れ、その頃にはこのゲーム自体の"遊び方"が身についています。

何をすればよいか。

これまで経験した作業の中で楽しかったことを再度やればいいんです。

画像8

それは釣り・虫取り・コミュニケーションなんでもいいんです。

まとめ
この記事を書いている現在においても、毎日どうぶつの森を起動しています。石を叩いて金稼ぎ。たぬき商店・エイブルシスターズの品物チェック、かせきの鑑定、レシピの収集。これらは必ず行っています。何がここまで駆り立てるのか。それはやっぱり自分の理想の島を創りたいんですね。しかしその理想も新しい家具一つ手に入る度にコロコロ変わります。新レシピが手に入る度に「こうしたい、ああしたい」という欲望が渦巻きます。こんな感じなのでなかなか島の整備は進みませんが、一画でも洒落た場所ができると嬉しいし、適当に置いた家具や適当に作った川が思いもよらずイイカンジになったりするのも面白いです。島で起こる小さな喜びの積み重ねが理想へと近づく近道かもしれません。

画像10

小さな喜びの一例。

毎日起動はしていますが、遊び方はその時々で違います。ルーチンこなすだけの短時間しか遊ばない時もあれば、島の整地のために2時間以上遊んだりするときもあります。一人で遊ぶ時のほうが多いですが、たまには友達と遊んだりすることもあります。どんな遊び方でも受容してくれるどうぶつの森というゲームの懐の深さに感服します。みなさんもぜひ

自分にあったプレイスタイルでどうぶつの森を遊んでみてください。

それがこのゲームを長く遊ぶコツだと思います。

画像9

友達と遊ぶゲームはやっぱりおもしろい。