現代イタチョコ文章4くらい　ラショウの山月記

虎「なあ、なんで香山哲のファウストみたいにならないんだろなあ？」
袁傪(えんさん)「フォロワーの差じゃないですか？」
虎「たしかにもう１０倍開いてるからなあ」
袁傪「早く詩を言ってくださいよ」
虎「待ってー！言われちゃうと思いつかなくてさ、うーんうーんあせる」
袁傪「イマイチの詩を言われて書き留めて感じ入りながらも首をかしげるシーンができないじゃないですか」
虎「そこなんだよ！イマイチの詩ってお題的には逆に難しくてさ」
袁傪「あの月を題材にどうですか？」
虎「ああ！さっき山月記ってことであわてて描き足してよかったよ。あれ、画質合ってるかな？」
袁傪「まあまあじゃないですか」
虎「な？ちょっと構図悪いけどな。だからこそイマイチの詩も出てくる寸法だ」
袁傪「さ、お願いします！」
虎「考えてみたらこれ漢文で言わなくちゃじゃん！中島敦どんだけ才人なんだよ。この詩がイマイチなのかもわかんないよ」
袁傪「いいじゃないですか文字数だけ合わせたらー、なんか漢詩は７文字で言ってればいいみたい。いいか悪いかなんてわかりませんよ」
虎「それもそうだな。気がラクになってきたよ。いくぞー！

四千八百買物致
二千九百御釣頂
我結構得心有也

どう？買い物してお釣り貨幣いっぱいもらって得した気持ちを唄ってるんだけど」
袁傪「イマイチというか、全然…」
虎「やっぱりダメかあー！」
……。
虎、袁傪「でも『ラショウの』にはなったかも！」

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