第十四回 思い通りに行かないから、「思い」のリストが必要
ここまでの話を振り返ってみましょう。
まず、「一日分のリスト」を作ることの価値を確認しました。
私たちの「やること」の全体像はとても巨大なのでまともに戦っては(認知的)勝ち目はありません。そこで対象を小さくし、操作可能なレベルにまで有限化します。
また、一日分で「区切る」ことで、終わりが見えてくるようになります。「やること」のすべてが500ほどあるならば、そのうち8つだけ進めてもまったく進んでいる感じがしないでしょう。しかし、「一日のやること」として30個を集めると、8