ディレクターの存在意義とは

Web制作に携わり出して、1年弱が経とうとしている者です。初めは、Webデザイナーという職業から、このWeb制作という業界を知りました。

そこから「Webディレクター」という肩書きの人がいることを徐々に知っていくようになります。

私もここ半年近くWebデザインにとどまらず、Webディレクションの業務をこなすことが増えました。その度にふと考えることを今回は綴ろうと思います。


1.Webディレクターのイメージ

突然ですが、皆さんは「Webディレクター」に対するイメージはどんなイメージをお持ちですか?

私が最初抱いていたイメージは、
「コーダー、デザイナーをまとめるリーダー的役割を担う人」「チームの指揮を取る人」だとぼんやり思っていました。なので、必然的に、かっこいいなぁなんて思ってたんですが、

最近ディレクション業務に携わってて思うことは、「ディレクターは1番動かなければならない人」だということです。

2.WebディレクターとWebデザイナーの違い

そもそも、Webディレクターの定義は会社や仕事形態によって様々なので、きちんとした明確なことは決まっていないように感じます。

そのため、ここではあくまでも私の個人的見解での定義になります。

ディレクション業務とは、顧客との打ち合わせ、ワイヤー作成、要件定義などクライアントやチームメンバーの調整役であり、

デザイン業務とは、ワイヤーからのデザイン作成やデザイナー目線での提案など、主にデザイン全般を請け負っている役だと考えています。

ただ、Webディレクターがぶっちゃけいなくても、クライアントがいて、デザイナーがいて、コーダーがいさえすれば進められちゃうんですよね。

むしろ、直接やりとりすればいいものを、デザイナーとクライアントの間に人を挟むため、情報の伝達に齟齬が生じるといったリスクもあります。

それでは、Webディレクターは何のためにいるのでしょうか?


3.Webディレクターの存在意義とは

結論、私が考えるWebディレクターの存在意義とは、
「制作に関わる人がストレスフリーで進められるように調整すること」だと考えています。

クライアントに対しては、
ただクライアントの要望をそのまま受け取るのではなく、クライアントが叶えたいことを汲み取り、プラスアルファの提案をすることも大事なのではないかと思います。

ときには、クライアントが盛り込みたい情報を全て受け入れて反映させてしまうより、目的に合わせて取捨選択してあげたほうが感謝されることもあると思います。

また、デザイナーに対しては、
クライアントから頂いた情報をそのまま横流しに渡すのではなく、表現して欲しいデザインの目的や意図をお伝えすることも必要だと考えます。

「相手の立場に立って行動する」

根本で、この意識は誰よりも持っていないといけないのかなと、ひしひしと身に沁みて実感しております。

あー、あの時もっとこういうことが言えてれば、、
こうしてあげたらよかったなぁ、、と
日々反省することばかりですが、

「あなたがいてくれないと、
         案件がスムーズに回らない。」

と思ってもらえるようなディレクターになれるよう
これからも精進していきたいと思います。

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