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沈みゆく日本で

どうも、ラシンの藤永です。
トップ画像は先日訪れた北海道・イチャンコッペ山からの景色です。
真っ白な雪、目の前に広がる支笏湖(しこつこ)は最高で、「息を呑むほどの美しさ」とは正にこのことでした。

今日(2023/03/31)で社会人2年目が終了となります。そんな節目にふさわしいのか、そうじゃないのか、関心のあるトピックスについてnoteを投稿したいと思います。

出生数80万人割れ

2022年の出生数が79.9万人と過去最低の数字となったのをご存知の方も多いのではないでしょうか。(7年連続で過去最小を更新中とのことです。)
危機的な少子高齢化は今に始まったことではありませんが、このニュースは自分の中でかなりのインパクトでした。
というのも、今年で26歳になることもあり、今までに増して「結婚」「出産」「育児」というキーワードをより身近なものとして考えるようになったことが理由です。

『異次元の少子化対策』という政府の取り組みも始まろうとしているようですが、識者によれば今後、最低100年間の出生数低下はデータ上約束されているそうです。

平日のランチタイムに楽しんでいる『報道1930(TBS)』でも、少子化のテーマが扱われていました。
絶望感しか感じませんが皆さんもご覧ください。(何事も目標を達成するには、(不都合であっても)現在地点を正確に把握することから始まります。)
2倍速で見ればたったの30分で日本の現在地がわかります。ぜひ。

Z世代の約5割「将来、子どもがほしくない」

こちらの記事で、Z世代の半数以上が子供を望まないとのデータがありました。
なんとも悲しいデータではありますが、翻って自分で置き換えた際、同じ回答になるのではないかとも同時に思います。

価値観の変容(『盲目的な「結婚」「出産」の美化』からの脱却)、女性の社会進出などポジティブな側面が上記のデータに反映されている部分もあるはずですが、社会保障の継続、国家の存続を考えるとそうも言ってられない状況ではないでしょうか。
(大前提、結婚も出産も当人達が決めることだと考えます。)

自分の暮らす福岡市は人口も多く若者の活気も感じられるため、日本の課題(超高齢化・少子化)への意識が薄れてしまいます。
ただ地元(田舎・消滅可能性都市)に帰った際、寂れた町並みに触れることで、痛いまでに日本の現実を知ることができます。

また趣味の登山で訪れる山の中では手入れがされず、登山道でさえも荒れ果てた状況をよく目にします。
今後人口が減り続け多くの自然が人の手から離れ、自然環境が人間の介入できない状況になる危機的な可能性も感じます。

下記にもある通り、「自然から離れ、人のいる都市だけ整えて存続させよう」っていうのはあまりにも短絡的なようですね。

自然環境は、生物多様性と自然の物質循環を基礎とし、生態系が微妙な均衡を保つことによって成り立っています。そして、自然環境は、地球温暖化の防止、水環境の保全、大気環境の保全、野生生物の生息環境としての役割などの機能を有しており、現在及び将来の人間の生存に欠かすことのできない基盤となっています。また、自然環境は、社会、経済、科学、教育、文化、芸術、レクリエーションなど様々な観点から人間にとって有用な価値を有しています。

環境省「自然再生基本指針」

逃げ切る。それでいいのか?

日本が既に直面している大問題ですが、この記事を目にする方は、他人事と捉え、今後の人生を過ごす(逃げ切る?)こともギリギリ可能かもしれません。(社会保障の継続など、目に見える形で『実害』を感じるのはそう遠くない未来だとは思いますが、、)

ただやっぱり、この時代に日本に生まれた意味を真剣に考え、行動したいなと思います。
その思考の中で、「生きがい」「働く意味」「成し遂げたいこと」の解像度がグッと増す気がしています。

個人的な欲求も大事ですが、もっと大局的に、自分が死んだ後、これから先を生きる人たちへの想像力を大切にしていきたいですね。

そんな新年度への決意です。笑
ではまた!

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