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絵で思考する人びとについて考える

こんにちは!
ラシンインターン生の藤田です!
7月が始まるみたいで、北海道も日差しが強い日が増えています。私は研究発表や入試面談があるので、慌ただしくなりそうです…。

ビジュアル・シンカー

今月は何があったかな~と考えて、今朝知った言葉、もとい知識について書くことにします。
ビジュアル・シンカー(視覚思考者)という言葉を知ったのは、まさしく今朝です。きっかけは、最近見始めたYouTube、「ゆる言語学ラジオ」でした。

ゆる言語学ラジオとは?
ゆるく楽しく言語の話をするラジオです。「springはなぜ春もバネも意味するの?」「『象は鼻が長い』の主語は象?鼻?」などの身近なトピックから、コトバの奥深さを感じましょう!「言語学の二歩くらい手前の知識が身につくラジオ」を目指しています。YouTubeとPodcastで配信中!

https://yurugengo.com/

ということで、簡潔に言えば「言語」についてのお話を楽しく聞くことができるチャンネルです。私は言語学を専攻しているわけではないのですが、楽しみながら知識の幅を広げることができるので好きです。

そんなチャンネルの「絵で物事を考える「視覚思考者」にはどんな世界が見えるのか?【ビジュアルシンカー1】#322」をYouTubeにおすすめされ、時間もあったので見ることにしました。

この回がもう、面白すぎた。

ビジュアルシンカーについての動画は3本あるのですが、一気見してしまいました。それくらい面白い話です。人とやりとりをする上で気をつけなければならないと感じることばかりでした。


※補足
こんな記事を書いておいてなんですが、私はこの話について詳しく書いてある「ビジュアル・シンカーの脳: 「絵」で考える人々の世界」をまだ読んでいません。そのため以降の文章は、聞きかじった程度の知識をもった人間が、その少ない知識を咀嚼して必死に考えた感想文だと思っていただければ幸いです。
ちゃんと知りたい方は本を読むことをオススメします。私も大学のライブラリーで予約しました。


では、さきほどから言ってるビジュアル・シンカーとは何なのか。
物事を画像で考えることをビジュアル・シンキング(視覚思考)と呼び、そのように思考する人をビジュアル・シンカー(視覚思考者)と呼ぶようです。

公式サイトにより詳しい説明があるため、一部を引用します。

視覚思考は、よく視力に関係すると誤解されるが、見ること自体に関係するのではない。脳が視覚の回路を使って情報を処理する思考のプロセスである。つまり、考える方法が言葉で考える通常の言語思考と異なるのだ。この考え方を理解するには、第一に、こういう考え方が存在することを理解しなければならない。

https://mag.nhk-book.co.jp/article/34498

要は、言語化して考える人と、絵画化して考える人がいるだろうということです。
このあとにビジュアル・シンカーには二種類あるという話に繋がっていくのですが、注目したいのは「こういう考え方が存在することを理解しなければならない。」という最後の一文です。

思考のプロセスというものは各々の内側で処理されるものであり、基本的に顕在化することはありません。そのため、自分が行っている思考プロセス以外を知らず、周囲も同様の思考プロセスをしているだろうと考えてしまうのが当然です。

ただ、この世の中はあまりにも言語思考に優位です。
テストも学年が上がるにつれて文字だけになっていきますし、会話だって言語主体で進んでいきます。
言語思考でやりとりをすることが前提であることの方が多いでしょう。(おそらく)

私も多分、ビジュアル・シンカー寄りです。
文章を読むとき、私は絵・関係図・映像といった様々な手段を用いて、何とか文字・言語ではない形にして理解しようとします。
論文も文字として読むというよりは、図を描いて読むほうが個人的に理解しやすいです。小説なんかは情景をそのまま脳内で再生しています。

しかし先ほども言った通り、この世の中は言語思考が優位です。
何かを伝えたいとき、その脳内にある絵や映像を言語化しないといけません。これが難しくて仕方ない。

頭に浮かぶ絵を隅から隅まで全部説明していたら支離滅裂になってしまいます。また、「言葉・言語」というものですべてを表現できないのです。だってビジュアル・シンカーにとっては脳内にある絵が完成形なのですから。
そこに当てはまる言葉がこの世に存在しているかも分かりません。なんとなくちょっとしたニュアンスは違うけど、渋々その言葉を使うこともあります。

「絵を言葉に変換する」という作業を挟む大変さがあると思います。
「今ここで絵を描いてよ」と言われてるようなものです。

かと言って、言語思考と優劣をつけたいわけではありません。
ただ、この人と話がかみ合わないなぁと思ったとき、もしかしたら思考のプロセスが違うのかもしれないという話です。
これが念頭に置いてあるだけで、大分気の持ちようが変わる気がします。

その人にとっての表現方法を言語から絵に、絵から言語に変えてみるのも一つの手だと思います。
まあ、視覚思考だから絵でアウトプットするのが上手い、言語思考だから言葉でアウトプットするのが上手い、というわけではないと思いますが。
それに、言語思考の人に絵を見せても全部をくみ取れるとは思いませんし、逆もまた然りです。

ただ安直に、言語化できないから理解していない・何も考えていない、と考えるのは違うかもしれないね、という話です。
もっと分かりやすく知りたい方は、是非ゆる言語学ラジオを見て、本を読んでください。藤田もそうします。


今日はこんなところで。
したっけね~👋

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