チェリまほ12話にさよならを

“悲しかった出来事を 消し去るように”今年のクリスマスはひそやかに、そして優しくやって来た気がします。私自身25日はとてもすてきなホリディになりました。きっと彼らにとってもそうであっただろうと思うと、なんだかんだ今年はいいクリスマスだったなと、そして最終回放送日程が綺麗にイブの夜からクリスマスにわたったこのドラマはなんと素敵な偶然(或いは必然)に彩られた作品であったことかと四方八方八百万に感謝してもし尽くせない思いです。


1週間お疲れ様でした。というかもうそろそろ1年間お疲れ様でしたの時期です。
師(大爆)走のラストスパートに見舞われながらもなんとか24夜〜25を確保して最終回当日を迎えましたが、正直24日は全く気が気じゃなく、25日に至っては感無量で殆ど使い物にならなかったというチェリまほ一色のクリスマスでした。
思えば1〜3話まで見て我慢しきれずこのnoteを書くようになり、遂に最終回まで走り抜けられたことは自分にとって大きな経験であり大きな財産でした。本当にありがとうございました。12話のワーーーーーッとちょっとした+αです。



さて冒頭、おそらく22日の朝。黒沢と離れ、ぼんやりと起き、ぼんやりとかつての日常に戻っていく安達。最近までイキイキしていたのに急に数か月前に戻ったような様子におにぎり屋のおじちゃんも心配そう。会社での2人の関係は当然よそよそしいものになり、黒沢を”たくさん傷つけた”ことに心を痛めながらもどうしていいか分からず心の中でごめん、と述べて目を閉じる安達。そしてオープニング。
早い。そしてもう開始2分しないうちから辛い。

前回、特撮慣れした頭でオープニングあるかな?って思ったのですがありました。よかった。でもさすが最終回、特殊オープニングでしたね……最後、安達が描いていた絵が見えるようになっているし安達もとても嬉しそう。なんだか希望が持てるなと思いました。

明けて多分23日。どう見ても元気のない安達を気遣ってくれる浦部先輩。殆どの人は落ち込んでいる理由はコンペの二次で落ちてしまったことだと思っているので、一次通っただけでも立派だし前を向こうぜ、と優しく声をかけてくれる……なんだかんだ憎めない浦部先輩好きでした。対して”もうそれは大丈夫です”と、問題は黒沢との関係であることを認めている安達。いつもの俺に戻るので、と呟くテンションがもう既に1話とか2話に戻り切っていて、その姿を心配そうに見守る藤崎さん。
ランチタイム、いつものダブルマヨおにぎりも進まない様子の安達を見かねて今度は藤崎さんが「黒沢くんと何かあった?」と声を掛けてくれます。安達が何も言えないうちに察して「そっか」と返してくれたのちょっと良いなと思いました。安達に否定も肯定もさせない、嘘を吐かせるのも傷を認めさせるのもどっちも辛いから……4話の藤崎さん回で、きっと彼女は黒沢と安達に対してもフラットでよき理解者になってくれるのではと思いましたがその通りでした。

2人ともわかりやすいから、と微笑む藤崎さんは以前黒沢からディナーで訪れたいお店の相談をされていたことを思い返します。さらっと安達くんはどっちも緊張しちゃうかな、って相手が安達であることを察してる返事をし、それに対して黒沢も藤崎さんが何もかもお見通しであると分かり心を開いて花火を見に行く初デートのことを相談する。なんていい同期なんだ。なんて柔らかい世界なんだ……
同期2人の思いにいち早く気付き、その関係の変化を見守り、時に助け時に導いてくれる。最終回でさらに藤崎さんのことが大好きになったのですが、その辺りは後でまた述べようかと思います。
藤崎さんは、安達の頑張りを見て、以前からやってみようと思っていたという社労士の勉強を始めたことを告げる。そう安達、君が前に進もうとする姿は君が思っている以上に色んな人の励みになっているんだ……自信持って……

「誰といるとか、いないとか、恋愛するとかしないとか、全部その人の自由だけど、何を選ぶにせよ、自分がその自分を好きでいなきゃ。そうじゃないと、どんな答えを出しても、相手も納得できないんじゃないかな」

この言葉、なんて素敵なんだろうと思いました。同じくらい生きているけれどこんな言葉が紡げるようになりたい。藤崎さんが、大好きです。
ありがとう、と微笑む安達。


宣言通り社労士の勉強をしている彼女に、これまた明らかにテンションだだ下がりな六角がクリスマス何してます〜〜?って声を掛けてくる。細かいんですけどこの時の藤崎さんの「はぁい?」ていう返事がすごい好きでここも数回リピートしました。六角は友達と例の花火を見に行く予定だったのが、中止になってしまって落ち込んでいるらしい。あれ?それって黒沢くんが安達くんと見に行くって言ってたはずの……!と瞬時に察する藤崎さん。六角の予定自体が中止になっちゃったのだと思い込んでいて、この後まで花火大会自体がなくなったと察せられなかった私。


安達に告白し、安達から告白されて通った通勤路を1人歩きながら、こみ上げる思いを押し殺し拳を握りしめる黒沢、切ない。今回は安達の選択が話のメインなので、黒沢があの後どう過ごしてきたかの表現は少ないのですが、それでも本当苦しかっただろうな、本来なら明日は、と考えているのだろうなと思うとこちらも辛くなるシーンでした。毎日通るところが思い出に結びついているって良し悪しよね。


そして迎える24日。ぐだぐだした安達とごちゃっとした部屋。多分これ昼前くらいにはなってるんじゃないかと思ったら11:30くらいでした。黒沢が来るから綺麗にしてたんだろうし、今は余裕もないもんね、ていう荒れ具合。大丈夫私の休日もこんな感じです。
安達は黒沢に会っても会わなくても気まずいとクリスマスに取った有給を取り消さず休むことにしたらしい。華麗に二度寝を決め込むかと布団をかぶりかけたところでなるインターホン……まさか黒沢……と思ったら大親友柘植先生の登場でした。次なる救世主の登場です。さすがクリスマスイブ。
いつもの喫茶店へ連れ出してくれた柘植。「友達の危機に、駆けつけられないほど腑抜けてない」……どうやら令和のチャラ後輩・六角が尊敬する先輩2人の関係が悪くなったことを心配し、それが親友湊くん経由で柘植先生に伝わったらしい。「で、何があった?」「何がって、色々あって」「その色々を、話せと言っている」藤崎さんが氷を溶かし、柘植がその奥に踏み込んだ感じ。同僚といい親友といい、安達が築いてきた人間関係が素晴らしい。安達の人徳なのでしょうか。30歳になってこんな素敵なお友達本当に珍しいと思うので心底大事にしてほしいと思います。
プレゼンの日のことを柘植に語る安達。

「だから結局、魔法の力なしじゃ、俺は」
「お前はほんっっとうに大馬鹿ものだな、俺は一昨日、人生二度目の土下座をしてきたところだ」

ああ待ってやっぱり土下座が慣例になってる!!土下座で告白されて始まった関係をその後も思い返しては2人で笑うんじゃないかと9話で思いましたが二度目までが早かった。思いっきり吹き出しました。柘植先生それドヤ顔でいうことじゃないです。
案の定湊くんも「出た、土下座」って笑ってる。前回は人気のない夜の公園でしたが今回は真昼間なのでめちゃくちゃ目立ってるんじゃないかとちょっと心配。
「くだらないプライドより、湊を失う方が怖いと思ったからだ」
これはそのままオープニングの「傷つくことよりもずっと 君と分かり合えない方が怖い」の歌詞のままですね……そう思えること自体、そしてそれを行動に移せること、簡単にできることじゃない。柘植先生を少しでも見習いたいと思います。大抵プライドが邪魔になるものだから……特にこの歳になると余計……
11話の時に書いたように湊くんはやっぱり柘植のことがかわいくて堪らなかったんだとご本人の口から伺うことが出来、「好きだな〜って」という言葉にへんにゃりする柘植以上に見ている私がへんにゃりしていました。きっと自分に素直になるのは柘植の方が得意なのでしょうが、そうやって柘植が正直に話してくれるから少しひねたところのある湊くんもきちんと向き合えるのだろうなと、なんて素敵な関係なのだろうと微笑ましくなります。キューピッドうどんに感謝。

「自分の心にも、ちゃんと触れてみろ、気持ちに魔法は関係ない。結局自分がどうしたいかだ」

思えば2話で初めて黒沢のことを柘植に相談した時も、柘植は「自分がどうしたいか」に向き合えと言ってくれていました。その結果、安達は真摯に自分を想ってくれている黒沢の気持ちを無視はできないとエレベーターに駆け込み食事に誘う、言うなれば一歩を踏み出せた訳で……そうだよな、答えは自分の中にしかないよな……といつもそれに気付かせてくれる柘植の優しさと暖かさが胸に染みます。
そしてああ我儘になるってこういうことなのかもしれない、と思いました。我儘という言葉だけれどそんなに大それたことではなく、自分が望む方へ走ってそれをまず相手にぶつけてみる。何度でも話してやり直して、お互いを知って行けばいいと柘植先生が仰っていた通り。

はっと顔を上げた安達に微笑んで、愛車を貸してやる、と自転車のキーを投げて寄越す柘植……いや柘植先生、本当最高です。「行け!」で走り出した安達に私も7話の如く行けえええええって叫んでいました。

そして1話冒頭に繋がっていく。
「30歳になるまで考えてもみなかった、平凡な俺の人生に、いや俺自身に、こんな魔法がかかるなんて。すぐ逃げそうになる俺に、こんな風に背中を押してくれる人たちがいるなんて」
きっと1話で信号待ちをしながら”自転車で駆けていく安達”を見ていた時の安達より、今の”駆け抜けていく”安達の方が、自分自身のことを好きでいるだろうなと感じました。そうか……自己を肯定するって自分1人だけでなく、周りにも目を向けてみることが大事なんだな……”30歳にもなって”考えてもみなかった、のは自分だったのかもしれない、と改めてこの作品から教わる思いです。


アントンビルまで自転車で走り通してきた安達。その勢いで屋上まで駆け上がって黒沢が、いない、と。しかし電話を掛けるか逡巡する背中に「安達?」と声が……リアタイ時ここからもうめちゃくちゃ緊張しました。なんで自分が緊張してるのか一切わからなかったんですけどとにかく緊張しました。
黒沢は安達が自分のことを気遣ってここまで来てくれたのでは、と伺いつつ、でも、と距離を測りかねている感じ。2人の表情を見ているだけで、ああでもお互い想いあってるんだなぁ、言葉になって溢れそうだなぁとわかる。本当におふたりの演技が素晴らしかったです。

安達は自分で選んで黒沢から離れたのに、たくさん傷つけたのに、だめだった、と告げた上で、
「やっぱり黒沢と一緒にいたい、魔法がなくなっても、何回間違えても、その度に黒沢のことを知っていきたい。俺、やっぱり黒沢が」
『安達、好きだよ』

抱きしめた黒沢が漸く涙を流してくれたことに安堵し、私も泣いていました。安達を優先するが故に全部飲み込んじゃうのは黒沢のよくないとこだなあと思っていたので……11話の別れのシーンで涙を零す安達を前に笑ってみせたあの表情が何よりも辛かったので……しかし幸せな涙を流す黒沢の表情は今までの何よりも美しかったです。
確かに魔法の力があったから安達が黒沢の思いに気付いて、そこから惹かれて付き合うことになったけれど、「魔法があったってなくったって、安達は安達だよ」と言っていた通り、黒沢は(7年前から)ずっと変わらず安達自身を見つめてきた訳でこれから魔法がなくなっても安達を好きでい続けることは変わらない。考えてみれば非常にシンプルでした。
「俺も、安達じゃなきゃ、やだ」
ああ、この言葉遣いも久々だ、素の黒沢だ、と泣きながら笑顔になりました。”我儘になって”もう一度お互いを選びあえた、よかった……11話ショックから1週間、何もかも手につかず空虚な日々を過ごした甲斐がありました。なんて素敵なクリスマス!!

「もし奇跡がおきて安達がここに来てくれたら、渡そうって思ってたんだ」
跪く黒沢にえ、指輪……?と思ったらお揃いの万年筆を誓いの代わりに……恥ずかしがってつけてくれないだろ?とは言っていましたが文具メーカー勤務のふたりらしいチョイスでとても素敵。

「俺と、ずっと一緒にいてください」

安達が涙を流したのがこの言葉を受けてだったのを見て、今度は更に涙が止まらなくなりました。もう感情が大変。7年の思いを実らせて恋人になったときに「もう離さないけどいいの?」と言っていたのは既にこの先”毎朝安達を選び続ける”覚悟が出来ていたのだと、ここで改めて宣言したのだと7話のnoteで冒頭引用した恩師の言葉が過ぎり、見ていた自分の思いまで回収されたようで、涙とともに全てすとんと胸に落ちて来ました。
ここで結婚、という言葉を用いなかったのも、いろんな形を優しく柔らかく包んできたこの作品ならではかなと思いましたし、「はい」と微笑んで頷いた安達が幸せそうで、この先何があっても何度でもぶつかって話し合って作り直して、そうやって一生隣で過ごしていって欲しいなと心からおめでとうを贈りたいと思いました。

そして祝福するかのように上がる花火。安達が黒沢が会社にいるか確認した時にピンときていた藤崎さんが、予定が中止になっちゃって持て余していた六角を誘って小さな花火大会を開いてくれている……。もう、藤崎さん大好き。そして「これ見て誰かがちょっとでも幸せになれるなら」と理由も聞かずつきあってくれる六角も大好きです。よし、行きますか!って着火剤構えてる2人がいたずらっぽくて可愛くて、ちょっとどころじゃなく幸せ。きっと藤崎さんは花火のこと言わないのだろうな、六角はどうだろう、クリスマス楽しかったこととして話すかな、どちらにせよありがとう!

「いいの?力がなくなっちゃっても」
「いい。黒沢がいれば魔法なんていらない」

答えに迷うことなく、安達も黒沢を選び続けるよと言ってくれたこと、一番聞きたい言葉が聞けたことが嬉しい。黒沢が安達の手を取る前に一旦ぎゅっと手を握るのが好きです。ああこれで黒沢だけじゃなく安達と2人の力で、そしてみんなの力で宣言通り最高のクリスマスになった〜〜本当にお幸せに!!


翌朝のふたりはもう幸せが過ぎて見返すたびにへんにゃりがすごいです。きっと夜を過ごしてそのままではなく、きちんと着替えてふたりで眠ったのだろうな、朝も寒いしね(東京25日朝の気温は6度でした)、とそこに至るまでの行間を考えるのとちょっと面映く擽ったくて楽しい。朝目覚めると黒沢が隣にいる、ってどんな気持ちなんだろう……あと、やっぱり黒沢が素で話すと甘えた感じになるのが特別なんだなとわかって最高です。24と25で休みを貰ったのかな……そのままずっとわちゃわちゃしててくれ……なんてすてきなホリディ……


さてもう安達も柘植先生に続いて魔法使いを卒業したわけで、満員のエレベーターに乗っても誰の声も聞こえない。黒沢との関係が変わった以外いつもの日常が戻ってきている。でもその黒沢との関係、が1番大きいよね、会社で毎日会うもんね!指輪ではなくお揃いの万年筆を眺めて合図を送りニコニコしてしまう安達と黒沢。ここは会社なんですけど幸せが溢れてる。
柘植先生も新作を書き上げ、書店にコーナーとして平積みにされているのを湊くんと微笑んで見つめている。捨て猫、ダンス、というキーワードを見るに、うどんや湊くんとの出会いをモチーフにした小説なんだろうなと思います。
令和期待の営業部ホープ・六角も仕事を卒なくこなし、藤崎さんも社労士の勉強に邁進している。みんなそれぞれが一歩進んでいて素敵。

仕事が終わったのか一緒に帰ろうとしている黒沢と安達。見つめあいながら「俺のこと好きだな〜とか思ってただろ」「正解、すごいね〜もう魔法使えないのに」の会話、安達が黒沢の思いに自信を持てるようになっててものすごく嬉しいのと、この会話聞いちゃってて大丈夫なのかどきどきするのとで見ながらずっとえっ、とかわっ、とか叫んでいました。
「じゃあいま何考えてる?」一緒にエレベーターに乗って、あっ、きっとこれは、と思いました。黒沢が安達を改めて見つめる目があの踏み込むときの色をしてるし、それを安達も真正面から受け止めて自ら顔を寄せていってるのが非常にときめきました。そして、扉が閉まって、ラスト。ああおしゃれ。めちゃくちゃにおしゃれ。リアルに夜中にじたばたしました最高……本当にありがとうございました。黒沢だけが知っている安達の表情があるって本当に最高。あ、これn度目だなってわかるキスだったのがより最高。最後に叫ばせて頂くなら、おふたり、ここ、会社!です!許すけど!最高!!


そしてエンディング、何か違うなって思ったら途中からスーツのふたりに戻らない特殊エンディングでした。最後スーツで歩くふたりに戻ることで、楽しそうに観覧車を見つめ追いかけ合ってじゃれ合う姿が(おそらく)黒沢の想像だったのかなというちょっとした切なさがあったのですが、最終回でこのふたりが正真正銘現実になったと分かり、Merry Christmasの文字も相まってなんて素敵なクリスマスプレゼントでしょうと思いました。現実の私はここまで見てワーーーーーッとなり、その勢いでスピンオフも見て、4時過ぎにようやく眠るというなかなかなスケジュールだったことを思い出します。全く後悔しておりませんし、これ以上ないほどふわふわした気持ちで眠りに就くことができました。スピンオフでは原作でも大好きだった六角編が実写化されることでより面白く、更に黒沢安達と柘植湊の2組もとてもキラキラしていたので、もう是非に、と思います。何回でも見たい……Blu-rayが待ち遠しいです。


さて、およそ3か月間、ありがとうございました。連載、単行本化、ドラマ化、とこの作品をずっと見続けられて本当に幸せです。素敵な原作と、そこから優しい世界を作ってくださった素敵なドラマのキャストさんスタッフさんと、素敵なファンの皆さんのお陰で今年最後に毎週木曜をワクワクドキドキして過ごすことができました。
安達には自分を見つめ直すきっかけを、黒沢には誰かを想う気持ちの真摯さと暖かさを、柘植にはまっすぐ正直である大切さを、湊くんには好きなことを続ける熱量を、六角には思いを言葉にする素直さを、浦部先輩には影ながら人を思いやる優しさを、たくさん気付かせてもらいました。

そして藤崎さん。原作の藤崎さんも勿論大好きですが、ドラマの藤崎さんに出会えたことが今年の私にとって非常に大きく本当に素敵な出来事でした。
図らずも恋愛に対する考えが同じだったこと、そしてそれを隠して”普通”に振る舞っていること。4話で、恋人がいなくても毎日仕事を頑張って、楽しそうにしている、と安達に認めて貰った時、藤崎さんに自分を重ねてこんなに嬉しい言葉はないとびっくりするほど泣いたのを覚えています。それでいいのだと、自分は自分でいいのだと心が軽くなったようで、なら自分らしい自分でいようと好きな洋服を買ったり、部屋を片付けて模様替えしようとしたり、小さなことですが私自身の生活まで藤崎さんに変えて貰ったように思います。最終話での「何を選ぶにせよ、自分が好きな自分でいなきゃ」という言葉は改めて背中を押してくれました。
この先どんな道を選んで生きていくかわかりませんが、ずっと藤崎さんの生きかたを、言葉を忘れずにいたいと思います。原作の豊田先生、脚本の吉田さん、ドラマ化のスタッフさん、そして演じてくださった佐藤さん。本当にありがとうございました。


相変わらず長くなりましたが最終回のワーーーーーッと、+αとしてどうしても書きたかった個人的な藤崎さんへの感謝状でした。
毎度恐ろしい長さのnoteを読んでくださり感謝いたします。
一旦ドラマのチェリまほとはさよならなのですが、いつかきっとこのキャストで、このスタッフ陣で帰ってきてくださるのを心よりお待ちしております。
改めまして3か月、ありがとうございました!